挨拶 ページ18
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ごはんを食べ終え、出かける準備をし始める
ロー「…ハル、ちょっと待っとけ。
渡すものがある。」
ローさんはそう言うと、自室に入っていく
…渡すもの?
なにか預けていたのか、忘れものとか…?
戻ってきたローさんの手には、薄すぎず平べったい容器があった
そのまま手渡されるが、全く身に覚えはない
ハル「これは……?」
ロー「…手の塗り薬だ。薬というか、ハンドクリームみたいなものだと思ってくれればいい。」
ハル「…どうして…」
ロー「手、細かい傷多いだろう。
どうせパウリーの手伝いかなんかだろう。」
(side : ロー)
気づいたのは俺じゃない、黒足屋だ
医者なのに気づけなかったことが悔しい
だが、言われたからには無視できない
ハル「ありがとうございます。」
…ハルの顔が暗い
まだ勘違いしてるのか
ロー「…汚いとか思ってねぇよ。
ただ、ほっとけないだけだ
医者としても
船長としても____
クルーに傷ひとつ残させたくないだろ。」
ハルの顔がほんのり赤くなる
そして笑顔を浮かべていた
ハル「…大事にしてくれすぎじゃないですか?」
ふにゃふにゃと笑いながら、そんな口をきく
ロー「俺は約束は守る主義だ。」
俺の手は自然にハルの方に動いて
髪を梳くように頭を撫でる
ハルは一瞬目を見開いて驚くが
すぐにその丸い瞳は猫みたいに細められた
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みかんちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます(´˘`*) (2019年10月24日 8時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和陽 | 作成日時:2019年9月27日 12時