挨拶 ページ17
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ハル「…一緒に、ですか?」
ロー「あァ、船長として当たり前だろ。」
自分ひとりで、と考えていたけど、
ローさんの言葉に「クルーになる」という実感が湧く
ハル「ありがとうございます…!」
ロー「礼を言われるようなことじゃない。」
喜ぶ私に、フッと微笑んで返事をするローさんは上機嫌だ
頬杖をついてこちらに笑みを向ける彼
その笑みに、地に足をつけていたはずの気持ちはまたふわふわと浮かんでくる
「ローさん」
意味もなく名前を呟く
「なんだ?」
「…ローさん」
だから、なんだよ。と、呆れつつも怒ることなく、私の意味のない呼びかけに答えてくれる
名前を呼ぶたびに何かこの時間を噛み締めているような感覚に陥る
ローさん、好きです
…そう伝えるのが今は待ち遠しく感じる
全部が好きだ
特別ではないけれど、こういう時間がどうしようもなく幸せで
好きという溢れる感情が愛おしく感じる
「兄さん、許してくれますかね。」
「させるから大丈夫だ。」
「…物騒なことはだめですよ?」
「お前の兄だ、そんなことするはずないだろ。」
ごはんを食べ始め、これからのことをたくさん話した
好きな人と時間を共有できることがこんなにも嬉しいなんて知らなかった
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みかんちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます(´˘`*) (2019年10月24日 8時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和陽 | 作成日時:2019年9月27日 12時