朝 No side ページ13
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朝___
ロー「ハル、起きろ。」
ハル「……」
ローは出来た薬を渡すためにもハルを起こしに来た
しかし、目を開ける様子のない彼女に大きくため息をつく
彼は女の子の起こし方なんて知らない
身体は触れていいものなのか
昨日は本人の意識があったからいいものの、起こされるときっていうのは大丈夫なものなのか
ローは悩んでいた
ハル「………」
余程、昨日は疲れたのだろう、彼女は深く眠っている
それを見て、ローは出かける準備をし始める
起こさない方がいい気がしたのと、そろそろ出来上がる船の様子を見に行こうと思ったのだ
一番欲しいものが手に入って彼は苦手な朝にも拘わらず、上機嫌だった
ハルが起きたときに慌てないよう置き手紙を書く
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ローは外に出てガレーラの方に向かう
アクア・ラグナの影響は少なからずあって、復旧が所々で行われていた
そこで指揮を取っていたパウリーがローを見つける
パウリー「ロー!」
彼はとても疲れた顔をしていた
あの事件からずっと働き詰めなのだろう
傷を放置してる状態から録に体も休めず、いなくなった幹部の分まで動いていることがわかる
ロー「…疲れてるところすまない。ハルについてと、船の出来を確認しに来た。」
パウリー「いや、大丈夫だ。もう働きすぎて疲れた感覚なんてどっか行っちまったよ。
ハルは大丈夫か?何もなかったか?」
ロー「あァ、大丈夫だ。アクア・ラグナも避難できたし…元幹部からの攻撃もこっちには特になかった。
いまはぐっすり眠っている。」
よかった…と目の前にしゃがみこむ姿から、本当に妹が心配だったのがわかる
妹をなくしたくないという気持ちが痛い程わかるローには、その妹を仲間にしたい、とはすぐに言えなかった
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みかんちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます(´˘`*) (2019年10月24日 8時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和陽 | 作成日時:2019年9月27日 12時