#1 ローとサンジの好きな人【ONE PIECE】 (ページ30)

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対面ページ30

選んだ材料を運んでもらう場所は

私のお店だ

以前から目をつけていた場所を、決心がついてすぐに取り押さえてもらった

しかし、ローさんの誘いがあって、確実にここを買うとはまだ決められていない

家の原型があるだけのような場所なので、中身は空っぽだ

廃材は中に使おうと思っている

サンジ「これは…引越しか？」

ハル「ううん、お店を開こうと思って、取り押さえてもらったの。」

道中で年が同じなのがわかり、すっかり打ち解けた

タメ口も、最初は慣れなかったが打ち解けてからは自然に話せる

サンジ「…店？」

なんだかサンジくんの顔が難しくなっている

ハル「うん、お店。

料理をしたくて。最近決心できてね。
あ、でもお店を持つかどうかはまだ…」

サンジ「そうか…」

…？

サンジくんはどこか上の空だ
気にはしないが、言葉が途中から聞こえていない様子だ

ハル「…サンジくん？」

サンジ「…なぁ、ハルちゃん

前に…「ハル。」…？」

サンジくんの言葉が止まる

誰かが私の名前を読んだみたいだ

誰かとは言っても、なんとなく声でわかる

サンジ「お前は…！」

サンジくんの目線は私の後ろに向いている

後ろを振り向くと立っていたのは、

ロー「よぉ、ハル。それと…

黒足屋。」

とても、怖い顔をしたローさんだった。