#last story ページ43
「依頼、届けに来てやった。」
『ありがとう…九井君。』
資料をペラペラめくり、コーヒーカップに口を付けたらいつもより少し苦い味がした。
「いつまで…ここに居るつもりだ？」
『……私が知りたい。』
そう。
蘭が切り落としたあの挙式の日、蹲る彼を見て私は逃げた。愛さんの手が私の頬に触れ
�爐覆鵑任叩∩瓦鴇綣蠅�いってたの‼︎消えてよ��
そう言われた時、蘭の人生も命も全て奪ったのは私だったってわかったら一人逃げ出すしかなかった。
はぁ、と溜息をついた彼が私の質問に答えられるわけなく、机に置かれた札束と一枚の紙で答えを聞けた気がした。
『…九井、君。』
「いつまでもお前を甘やかすわけにはいかねぇって」
紙と札束を意味する物は私を破門にするという事。甘やかさないって意味は少なくとも私の命は短い。
「自由と逃げる事を選んだのは、お前だろ？」
参列した日私はマイキーに�犲�めたい�瓩抜蠅Δ弔發蠅世辰拭�
「蘭の指は、元に戻ってる。お前が居ても居なくても変わらねぇ。」
変わらないなんて知ってた。蘭は頑固で誰よりも組織を必要としてるから、だから私の事なんて…
でも、本当は
『期待した…。私の為に、蘭はっ…』
「お前の戯言なんて興味ねぇ。今日中に依頼片して、それ書いて明日持ってこい。」
閉まったドアの音。寒さのせいかチクリと痛む指の傷跡。忘れる為と逃げたこの場所に蘭は追って来てくれなかった。目に焼き付いてるあの出来事は私への愛だったと知りたい。
『今日中とか…無理だよ。』
蘭は今何をしてますか？
生きていますか？
蘭の情報は指が元通りになったと知ったぐらい。それ以上の事は何も聞きたくない。
冷めたコーヒーを飲み干して、紙と札束を鞄に詰めて山道を車で一人走らせた。
蘭が迎えに来てくれると
『蘭、愛してる…』
願いながら薬指にキスをした。
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蒼空(プロフ) - うささん» こんばんは^_^感動してくれてありがとうございます‼︎嬉しいw最後の終わり方に迷いがあって…。感動って言葉に吹っ切れました‼︎ (4月9日 19時) (
レス) @page50 id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃ泣いてしまった…感動した（т-т） (4月2日 16時) (レス) @page50 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» 本当に支えてくれてありがとうございます^_^無事完結しました！期待に添えてない結末に本当に申し訳ない…。次回作が出来たらまた、応援して下さい。本当にありがとうw (3月24日 22時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - うぅ…せつないです（ ; ; ）更新待ってます。 (3月24日 20時) (レス) id: 55a6953e17 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» いつもありがとうございますw期待に応えられるかですが頑張ります^_^ (3月21日 19時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年6月11日 9時
