♯３ ran ページ33
承諾してからは用意された家と好きでもなんでもない女と二人だけの生活が始まった。
『蘭、今日は大丈夫なの？』
「ん？…大丈夫。」
Aの家は俺の居場所で、別に前と関係なんて変わらない。ただ俺に配偶者が出来ただけの話で、チラチラ見つめられる目線は俺の薬指に嵌った俺を縛る指輪。
「なぁー…こっち来て？」
両手を広げて椅子に座れば俺の膝に乗っかるAを後ろから抱きしめた。
『どうしたの？……もう、やめるの？』
「なに、やめるって…。」
『蘭…矢谷にバレたら…。』
小さい声で表情なんて見えないのに、多分今泣きそうな顔をしてるって事は俺でもわかってしまう。
「…もう、その話おしまい。」
ゆっくり口付けたら返してくる小さい唇。離れたら照れ臭そうにする顔が堪らなく愛しい。
合わせた手には俺にだけ光る指輪と真っ白で綺麗なAの指
『綺麗……だね。』
思ってない事を口に出す。
�犒�だ�瓩辰撞磴�もしない。
求めてる言葉はこんなんじゃない。
「………なぁ…。」
『…ん〜？…』
「俺がさ、Aのこの指に触れたら…二人だけの時間ちょうだい？」
薬指を撫でて問いかけたら�爐Δ鶚瓩抜鬚靴修Δ望个辰拭�
それで満足だった？
足りない。全然足んねぇよ…
『ふたりだけの、秘密だね。』
だけど、Aは欲しい言葉をくれる。
「ごめん、電話出るわ。……もしもし、愛？」
抱きしめながら会話を続ければ胸元に顔を押し付けすり寄せる。
「…うん。帰るよ…愛してるよ。…愛」
肩をびくつかせたら泣きそうな顔をする。
俺が欲しい表情だから
求めて俺を
後悔させないで
組織とかAを守りたいだとか思って受け入れた結婚は
いつしか
Aが俺に溺れて
誰の所へも行かないようにと繋ぎ止めるものでしかない。
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蒼空(プロフ) - うささん» こんばんは^_^感動してくれてありがとうございます‼︎嬉しいw最後の終わり方に迷いがあって…。感動って言葉に吹っ切れました‼︎ (4月9日 19時) (
レス) @page50 id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃ泣いてしまった…感動した（т-т） (4月2日 16時) (レス) @page50 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» 本当に支えてくれてありがとうございます^_^無事完結しました！期待に添えてない結末に本当に申し訳ない…。次回作が出来たらまた、応援して下さい。本当にありがとうw (3月24日 22時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - うぅ…せつないです（ ; ; ）更新待ってます。 (3月24日 20時) (レス) id: 55a6953e17 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - じろにゃん★さん» いつもありがとうございますw期待に応えられるかですが頑張ります^_^ (3月21日 19時) (レス) id: e2f5a100dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年6月11日 9時
