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『なに？』
反射的に振り返って男を見ると目は伏せ眉は下がっていた。
悲しそうな犬にしか見えないのは気のせいだろうか。
『、、何が合ったのか知らないし知る気もないけど、そーいう顔はあんましない方がいいよ。
一度無くなった幸せって戻って来ないから。』
男の手を繋ぎ返し、歩き始めるとまた男が止まった。
「俺ミンギュ。位は俺の方が高いからな。」
ぷくっと頬を膨らませると繋いでいた手を恥ずかしそうにはらい、歩いて行った。
『私より先に行ったら道分かんないでしょ？』
MG「あ、、確かに、。てか敬語使えよ。」
『、、、。』
ちょっとおまぬけな両班。
いや、ちょっとどころかかなり抜けている。
『ユナ。水汲んできてくれない？』
家につき、驚きを隠せていないユナにそう言った。
ﾕﾅ「え、その人誰？
てか、すごい怪我、、すぐ持ってくるね！」
『ありがとう。』
不思議そうに辺りを見渡す両班。
まぁ無理もない。両班とはかけ離れた生活をしているからね。
『座って。』
コクッと頷くとおとなしく座り出した。
私はその姿を横目に薬を作り始めた。
先ほど山菜採りに行った時に採った草をすりつぶし、調薬して傷薬を作った。
ユナが布と水を持ってきてくれた。
『腕出して。』
MG「痛い？」
『怪我した時よりは痛くないんじゃない？』
怖いのかギュッと目を瞑りだすミンギュ。
なんとかしてあげたい所だが、こんな所に麻酔なんかあるわけもなく、そのまま始めた。
水を含ませた布で周りの血を拭き、さっき調薬した薬を傷口にたっぷり塗った。
包帯で腕を巻き、私が出来ることはすべて終わった。
MG「いたい、。」
『傷口が開いちゃうから無理はしないでね。
てか、両班でしょ？どうして御付きの者が一人もいないの？』
MG「別に、。逸れただけ。」
『早くここを出てちゃんとした医者に診てもらわないとこの手当だって今無くなっちゃうよ。』
MG「、、、。」
また悲しそうに耳を下げる犬。
間違えた。悲しそうに顔を伏せたミンギュ。
何か事情があるかもしれない。
可哀想に見えてきた私は無意識のうちにミンギュの頭を撫でていた。
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ゆず - ついにうぉぬくんが、、！これからの三角関係とても楽しみです！！🥹🥹 これからも投稿待ってます！！ (3月23日 22時) (
レス) @page31 id: bde4f3dec8 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - ぐぅゆぅさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、楽しみに見ていただけたら幸いです。 (3月23日 13時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅゆぅ(プロフ) - この作品が大好きで更新楽しみにさせていただいてます！無理せず自分の更新ペースで応援してます！ウォヌが出てくるの楽しみにしてます (3月23日 13時) (レス) @page27 id: 8ee3079dc2 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます。他の作品から読んでくださっているなんて嬉しすぎます。これからもこの作品共々宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます。創作の苦労まで考えてくださり、本当にありがとうございます。私自身文を書くのが苦手なのですが、それでも待っていると言っていただき嬉しいです。これからもこの作品を宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛諳;Rian | 作成日時：2024年3月5日 11時
