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『ユナ!』



家に着くと外でわらしべを編んでいるユナとミンギュがいた。

安心しすぎて思わず壁にもたれかかった。




ユナ「お嬢様?!」



心配したユナが私の元に駆けつけようとした。

だが、私の元に先に来たのはユナではなくミンギュだった。




MG「何があったのだ?」


『別に、、?』



私の答えに不服そうな顔をしたミンギュは私の手首を優しく掴んだ。



MG「脈が早い。走ってきたのか?」


『うん。』


MG「、休もう。」



サッと軽々しく私をお姫様抱っこするとユナの隣に座らせた。



『この距離ぐらい歩けたんだけど?』


MG「うるさい。」



ユナ「、、A。何があったの?」


『師匠が家の周りが危ないって。ユナが心配で。』


ユナ「もう!その程度のことで走って来ないで!危ないでしょ!」


『その程度って!』

MG「はい!喧嘩終了!
それより、ここどうやって編むのかもう一度教えてくれ。」





ムスッとしたユナはミンギュに編み物を教え始めた。


私は少しの間休んでから、ご飯を作りに席を外した。












夜になり各自部屋で眠りについていた時、私はどうしても師匠の言葉が引っかかり眠れなかった。

一度夜風にあたろうと外に出ると、そこには先約が。



MG「寝ないのか?」


『眠れなくて、。』



俺もと笑いながら、自分の隣をペチペチ叩くミンギュの隣に座り、一緒に風に当たっていた。





MG「気になってることがあるんだけど、」


『何真剣な顔して。』


MG「昼間走ってきた時、ユナがそなたのことお嬢様と呼んでいたであろう?」



やらかした。
あれほどここに来てからは正体を隠してきていたのに。

賎民の村でお嬢様などと呼ばれている女人がいたら、罪人の娘だとバレるのも時間の問題だ。




MG「性は何と申すのだ?」


『、何真に受けてんの。
ユナも小さい頃からふざけ合ってたから呼んじゃっただけだと思うよ。』





MG「ペクか?」


首を傾げながら、私を覗き込んだミンギュは容易く私の姓を口にした。

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ゆず - ついにうぉぬくんが、、!これからの三角関係とても楽しみです!!🥹🥹 これからも投稿待ってます!! (3月23日 22時) (レス) @page31 id: bde4f3dec8 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - ぐぅゆぅさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、楽しみに見ていただけたら幸いです。 (3月23日 13時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅゆぅ(プロフ) - この作品が大好きで更新楽しみにさせていただいてます!無理せず自分の更新ペースで応援してます!ウォヌが出てくるの楽しみにしてます (3月23日 13時) (レス) @page27 id: 8ee3079dc2 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます。他の作品から読んでくださっているなんて嬉しすぎます。これからもこの作品共々宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます。創作の苦労まで考えてくださり、本当にありがとうございます。私自身文を書くのが苦手なのですが、それでも待っていると言っていただき嬉しいです。これからもこの作品を宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛諳;Rian | 作成日時:2024年3月5日 11時

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