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『父上！！』
私の姿を見ると両手を広げてくれた父上の胸に飛びついた。
「走ると転けてしまうぞ。気をつけなさい。」
『お怪我はございませんか？』
「心配性だな、母親そっくりだ。」
母上は私を出産後すぐ亡くなってしまった。
元々お身体が弱かったらしい。
だから、私には父上以外家族はいなかった。
ほぼ毎日のように戦場に駆り出される父上は将軍だから仕方のない事。
毎日帰って来ないんじゃないかと不安になってしまう。
『すぐに食事の支度をしますね！』
「また作ってくれるのか？」
『もちろんです！』
私は使用人たちと一緒に台盤所に向かった。
「お嬢様、火はいけません！危ないです！」
「お嬢様、刃物なんて使ってはいけません！私たちがやりますので！」
「こんな冷たい水でお手を濡らしてはいけません！荒れてしまいます。」
と、まぁ私ができることはないのだけれど、味付けとか料理の種類などを考えている。
小さい頃はユナやウォヌに止められてたけど、意地でも作ってたな、。
なんて思い出に浸りながら、テキパキ動いてくれるみんなを見ていた。
食事を並べ、庭で外の空気を吸いながら父上と食べ始めた。
『ユナ。』
コソッと名前を呼び、耳打ちする。
『台盤所にこれと同じ料理分けて置いて貰ってるから、ウォヌと食べて！』
ﾕﾅ「持ち場を離れるわけには、。」
と、言う事を聞いてくれないユナ。
私は耳打ちをやめて、父上にも聞こえるように言った。
『父上と二人で話がしたい。席を外しなさい。』
ﾕﾅ「ﾑｯ。失礼致します。」
一瞬ぷくっと頬を膨らましたが、すぐにはけてくれた。
「A」
『はい、父上。』
「使用人にも料理を分けるとは、何事だ。」
『申し訳ございません。
ですが、私よりも出来ることが多く、優しく仕えてくれてるみんなに少しのお礼をと、。』
「なにゆえ謝るのだ。、、よくやった。
幼い頃からお前を一人置いて構ってあげられなかったのに優しく育ってくれて嬉しいよ。」
『怒られるかと思いました。』
父上と話をできるこの瞬間が大好きで宝物だった。
突然バンッ！と大きな音が鳴り、父と見に行くと門が開いていた。
「罪人ペク・ヨンイルを捕らえよ！」
え？
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ゆず - ついにうぉぬくんが、、！これからの三角関係とても楽しみです！！🥹🥹 これからも投稿待ってます！！ (3月23日 22時) (
レス) @page31 id: bde4f3dec8 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - ぐぅゆぅさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、楽しみに見ていただけたら幸いです。 (3月23日 13時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅゆぅ(プロフ) - この作品が大好きで更新楽しみにさせていただいてます！無理せず自分の更新ペースで応援してます！ウォヌが出てくるの楽しみにしてます (3月23日 13時) (レス) @page27 id: 8ee3079dc2 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - とまとさん» コメントありがとうございます。他の作品から読んでくださっているなんて嬉しすぎます。これからもこの作品共々宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
凛諳;Rian(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます。創作の苦労まで考えてくださり、本当にありがとうございます。私自身文を書くのが苦手なのですが、それでも待っていると言っていただき嬉しいです。これからもこの作品を宜しくお願いします。 (3月21日 20時) (レス) id: 5745c88014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛諳;Rian | 作成日時：2024年3月5日 11時
