もし奇跡が起きたなら (ページ7)

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山田「どこが辛い？」

知念「ﾊｧｯﾊｧだ･･･じょぶ」

こんな顔色で何抜かしたことを言って

山田「んなわけねぇだろ？お前なんでこんなになるまで言わねぇんだよ」

知念「ﾋｯｸうぇっ」

ポロポロと涙をこぼしながら少量だけど近くにあったタオルケットに吐いてしまった知念

山田「うぉっ。気持ち悪いんだな？大丈夫だから、まだ出る？」

フルフル

山田「ん。で、どこ辛いの？」

知念「･･･め･･･まい」

山田「目眩がするのとあとは？」

知念「く、るし」

山田「動悸がするんだな？わかった」

やっぱり全然体調悪いじゃん

一回ソファに寝かせてマネージャーに今日は休ませてくれと電話してからあったかいタオルを用意していると「りょうすけ」と呼ぶ声が。

山田「ん？どした？」

知念「しごとﾊｧｯい･･かなきゃ」

山田「はぁっ？」

そう言うとフラフラと知念は玄関に歩き出した

山田「ちょ、待てって。お前バカなんじゃねぇの？」

知念「しゅ･･ろくﾊｧﾊｧいく、の」

山田「何言ってんだよお前、こんな状態で」

知念「め･･いわく･･ﾊｧかける」

山田「知念！！！！」

気が付いたら俺は今まで出たことがないくらい大きな声で怒鳴っていた