8 同僚 ページ8
「まだ裕太と続いてんの？」
「.....ん。」
「早く俺んとこ来いよ。」
「ごめん....俊哉くん。」
「あんなヤツのどこがいいワケ？平気だよっ本気で死ぬわけねぇだろ？」
同僚の俊哉。
彼のことを相談したら
好きだったって告白されて
それからずっとこんな風に
ことあるごとに言われてる。
「だってっ、優しいところもあるしっ....。」
「だぁから、それがそういう奴らの典型だっつってんだろうが。」
わかってるんだけど
もしかしたらって気持ちが
どこかにあって
そんな気持ちを覆すほどの何かを
その人に感じるわけでもなくて
「ごめん.....。」
それしか言えなかった。
後片付けをしていると
「お疲れさま。」
声が降って来て
顔を上げたら優しい笑顔があった。
彼もいつかはこんな風に
笑いかけてくれてたっけ。
「どうかした？」
もう一度声がかかって我に返る。
「す、すみません、お疲れさまですっ。」
急いで立ち上がって頭を下げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちび(プロフ) - 蒼しょこらさん» ご訪問ありがとうございます。覗いて頂けて嬉しいです！ (2013年3月20日 12時) (
レス) id: 8af04b9ab4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼しょこら(プロフ) - ちびさん、こんにちは！新作楽しみにしてました(о´∀`о)また遊びに来させてもらいますね♪ (2013年3月20日 9時) (レス) id: eed6861d6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月19日 10時
