38 やっと.....だけど..... ページ38
繋がらない電話に
胸騒ぎがして
彼女の部屋へ向かった。
あまりに慌て過ぎて
ノックも忘れてドアノブに手をかけた。
彼女はベッドに腰掛けていて
俺の登場に驚いた顔をした。
同時に目から溢れる涙。
彼と別れたって
その一言だけで充分。
俺はそっと彼女の隣に座った。
泣き止むまでずっと
そばにいてあげるから。
きっと部屋のあちらこちらに
彼との思い出が溢れてるだろうから
この部屋からは連れ出したかった。
......だけど
今まであんなに冷静に
彼女のことを思えていた俺が
なんだか
衝動に駆られて
とんでもないことをして
彼女を傷つけてしまいそうで
怖くなって
助けを呼んだ。
「何も聞かずに......俺のお願い聞いてくんない？」
”なんも聞かずにって....、まぁいいや。二ノが俺にお願いなんて珍しいね。”
以心伝心とは言わないけど
きっと何かを感じ取ってくれたはず。
声だけで？
.......そ、声だけで。
だってミラクルボーイだもんね？
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ちび(プロフ) - 蒼しょこらさん» ご訪問ありがとうございます。覗いて頂けて嬉しいです！ (2013年3月20日 12時) (
レス) id: 8af04b9ab4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼しょこら(プロフ) - ちびさん、こんにちは！新作楽しみにしてました(о´∀`о)また遊びに来させてもらいますね♪ (2013年3月20日 9時) (レス) id: eed6861d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月19日 10時
