21 俺の理想 ページ21
約束の場所
少し遅れて俺は着いた。
「不便な思いさせてごめんね。」
「いえ....私が置いてったんですから。」
携帯を手渡して
それじゃぁと背を向けようとした彼女に
「あのさっ、」
声を掛けた。
「大丈夫です。心配されることは何もありません。」
「.....俺の目を見て言って？」
「........。」
「大丈夫とか平気とかじゃなくて....っ、幸せですって俺の目を見て言ってよ。」
彼女は自分の腕を
胸の前でぎゅっと掴んだ。
「それは.......幸せの証なの......？」
そのまま俯いて
やがて肩が震え出す。
「優しく....っ...しないでください......。」
「Aちゃん......、」
「私がどんなことになろうと....っ、関係ないですよね....？！」
「関係なくないですよっ。」
彼女は笑ってみせた
「....大切にしてる人がいるんですよね」って。
違うんですよ....
俺がアナタに
’彼女だ’って話していたのは
俺の彼女が
大切にする人が
アナタだったらいいって
そう思って言った
俺の理想。
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ちび(プロフ) - 蒼しょこらさん» ご訪問ありがとうございます。覗いて頂けて嬉しいです！ (2013年3月20日 12時) (
レス) id: 8af04b9ab4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼しょこら(プロフ) - ちびさん、こんにちは！新作楽しみにしてました(о´∀`о)また遊びに来させてもらいますね♪ (2013年3月20日 9時) (レス) id: eed6861d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちび
| 作成日時：2013年3月19日 10時
