☆62 ページ26
・
「カズっ…。」
『ん、もぉー。あのさ、反則ですよ。今すぐ押し倒したいのに、貴女会社あるから出来ないでしょ。』
カズは目を細めて私を見つめて、唇の端をキュッとあげて、首を傾げて嬉しそうに微笑む。
そして、
『あー、もう！。次いつ会えるんだろ。
さっきのチャージじゃ足りないわ。』
自分の放った言葉が急に恥ずかしくなったのか。
照れくさそうに目線を外したまま、ギュッと抱きしめられた。
いつも私に背中を向けて、口数少なく、ひたすらゲームをしているカズと、今日のカズは別人みたい。
本当は、こんな風に愛情表現出来るくせに。
なんでいつもは、知らん顔なんだろ。
照れ臭いのはわかるけどさ、
いつも、こうだといいのになぁ…
そんな事を思いながら、
カズの背中に腕を回して、私もカズを抱きしめる。
カズの胸に顔を埋めて、暫くカズの温もりに浸る。
時間が足りない…。
今日ほど、会社があるのを恨めしく思ったことはない。
このまま時間が止まればいいのに…
．
．
『もう時間ですよ。』
カズが私の身体を離し、テーブルの上にあったサンドイッチを差し出す。
余りにもアッサリと、抱きしめていた腕を解かれたから、ちょっとさみしかったけど、遅刻するわけにはいかないから、グッと我慢して、
「ありがとう。」
サンドイッチを受け取って、鞄に入れて玄関に向かう。
カズは、私の後をペタペタ歩いてついてきて、
玄関先で
『行ってらっしゃい。』
って、女の子みたいに可愛く手を振るから、
「なんか、新婚夫婦みたーい。カズが奥さんね。」
って、ふざけて言ってみたら
『やだ〜もう。あなたったらぁ〜。』
って、カズがニヤニヤしながら、私の頬っぺたにキスをした。
そして
『あなた〜。行ってらっしゃーい。』
って、
クスクス笑って、ヒラヒラ手を振りながら、玄関ドアから顔を覗かせて、見送ってくれた。
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さく(プロフ) - ともさん» いらっしゃいませ〜♪。やん(〃ω〃)、待っててくれたんだー。ちょっと嬉しくて、叫びそう〜。ありがとうございます。仕事持ちなので、コンスタントに更新出来なくてごめんなさいね。頑張ってますので、是非是非これからも遊びに来てくださいな〜( ´ ▽ ` )ﾉ。 (2014年8月15日 1時) (
レス) id: 7b4e1ba174 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！更新待ってましたっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))今日もいい夢見れそうです。うふふ。(笑)てか、まつざかくんのanan気になります.....\(//∇//)\(笑) (2014年8月11日 23時) (レス) id: 64635826bc (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - keeさん» いらっしゃいませ〜(^○^)。コメントありがとう〜。嬉しいな。読み逃げだって大歓迎だよー。来てくれるだけで嬉しいもの〜。でも、来たよ〜だけのコメントだって凄く嬉しいから、また遊びに来てねー（＾ν＾）。 (2014年7月31日 2時) (レス) id: 7b4e1ba174 (このIDを非表示/違反報告)
kee(プロフ) - はじめまして。読み逃げしてるだけの私ですが、お話綴れるなんてすごいなぁと。これからも楽しみにしています(^-^) (2014年7月26日 16時) (レス) id: 58dded0d7d (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - じぇいめろさん» 私も翔担のくせに、最近は二宮様ばかりよー。今日なんて、moreの二宮様画像に萌え過ぎて、ヒーヒー言ってましたww。ちょっと翔さんに浸らねば、怒られてしまうわww (2014年7月25日 22時) (レス) id: 7b4e1ba174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆さく☆
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hiro2215
作成日時：2014年6月26日 15時
