日常と非日常。【水溜りボンド】

恋人の独占欲はとても可愛いものでした ページ13

お二人付き合ってます。大丈夫な方のみどうぞ。


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(カンタside)



「はいどーもー」



いつもの挨拶、いつもの様に始まる動画撮影。

けど最近の俺達はちょっと違う。



「よっしゃ、撮影終わった。カンタ昼飯買いに行くけど何食いたい？」


「んー何でも良いよー」


「んじゃ適当に買ってくるな、ちゃんと待ってろよ」



トミーが笑いながら俺の頭を撫でる。



「ばか！子供じゃねぇんだからちゃんと待ってるわ！」



「はいはい、キイチー！昼飯買いに行こー」



そう、俺達は恋人なんだけど最近よくキイチとかと

いる事が多くてそれを見るともやもやする。



「はぁ…」



「カンタくんどうしたの？」


「悩み事っすか？」



「わっ…Pさんとまんずか…」



本当にいつもこの2人にはお世話になってる。
トミーの事で悩んだらいつも真剣に相談とか話を聞いてくれる。
トミーと付き合えたのもこの2人が居てくれたからかな。



「いや…トミーが最近さ、、」



やばい、最近忙しいのもあって全然二人きりになれて
ないから涙出てきそう。涙が出そうで下を向いてると




「カンタさん無理しないで良いですからね」


「いつもみたいにカンタくんが話せるようになるまで
全然待つし話せなかったら無理しなくていいからね」




まんずとPさんが優しい声で言ってくれるから何かが切れたように次々と流れ出てくる。



「最近、キイチと一緒にいるの多いからっ、、さみしくてっ、、

でも忙しいからわがまま言えないしっ、、」




久し振りにに泣いたから頭まで痛くなってくる。
そしたらまんずとPさんが



「カンタさんって見掛けに寄らず独占欲強いですよね」



「それも可愛い所なんだろうけどね〜。

カンタくんとりあえず部屋で休もう？泣き過ぎて疲れちゃったでしょ」




なんでも2人にお見通し。
泣いたのと忙しさの疲労もあってか急に体調が悪く
なった感じがしたからPさんにおんぶしてもらって
部屋まで連れて行ってもらった。




その途中トミーとキイチのただいまが聞こえたが
俺は考える頭も無かったし泣き顔も見せたくなくて
ただPさんの背中に顔を埋めていた。







続く

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