日常と非日常。【水溜りボンド】

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(前回の続き)


(トミーside)



「すげぇな……」


ここは空気が綺麗だから目を閉じても映し出されそうな位
広がる流れ星空。





「寛太のトコまで届いて欲しいな。」


そっと目を開けて星空を見つめながら小さく呟いた。



この夜を超えればいつも見慣れてる景色になるんだ。
「ただ何となく幸せだ」って思える位が幸せで
向き合えたんだ、寛太がいないこの世界でも。


幾つものカケラの俺ら。消えないで足跡残してこうぜ。


「せえので行くか。まだ見ぬ未来へ」




止まない雨に途切れないカレンダー。

変わらないのは俺一人だけなんだ。
途切れながら壊れそうな思い出だけいつまでも大事にしまおう。






今このドアを開ければずっと続くと信じてた。




泣きそうな君の笑顔 大事にしよう。





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「…富永、ただいま」




「寛太おかえり」




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end.







この話はみやかわくんの「On Your Mark」という
曲の歌詞を元に作りました。
私の中ではカンタが自分の夢を叶える為にどうしても
1年間トミーの元を離れて遠くに行かなければならない。
2人それぞれが雨と言っているのは涙に例えました。
その間、お互いの思いを上の曲の歌詞を借りて書きました。

曲も素敵な曲なので是非良ければ聞いてください。

恋人の独占欲はとても可愛いものでした→←予報外れの雨

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