小悪魔達よ ページ6
私の目の前には
水溜りボンドの2人。
いつもならステーキを搔っ食らうところ、
なぜだか可愛子ぶってパスタを頼んでしまった…
あぁ、ごめんね世間で裏表激しいぶりっ子小悪魔って呼ばれてる大嫌いな人種…
私は、私は…
あなた方と同類らしい…
これからは仲良くしてくれ…悪魔達よ…
トミー「腹減ったな、とりあえず食うか。」
カンタ「お前さっきチキン食ってなかった?」
トミー「あれは違うだろ、前菜だろ。」
カンタ「そんな前菜ないだろ」
私がその会話を聞いて笑っていると、
私のもとに届いた、女子力の高い料理を見てトミーが口を開いた。
トミー「おいー、真衣子は原宿系だぞ」
「え?原宿系、ですかね?」
トミー「いやパスタは原宿系だろ」
カンタ「決めつけがすごいな」
「いやっ、その、正直…緊張してしまって…可愛子ぶって原宿系演じました。本当に食べたいのはトミーさんと同じやつでした(笑)」
私は正直に話した。
なんだか演じることが突然恥ずかしくなったからだった。
ごめんね小悪魔達よ。
私はやっぱりあなた達とは違うらしい。
さよなら悪魔。
やはり嫌い、永遠に。
トミー「んー、なら、食うか?これ」
突然トミーがそう言うと、肉の切れ端をフォークで刺して、ソースにつけて私の口元に差し出してやった。
固まる私。
あれ、なに、やっぱり私は夢小説の主人公なのか?
それを見たカンタさんが突然慌てて
カンタ「いやお前それは違うだろ!」
トミー「大きい声出すなや」
カンタ「いやそれは俺が悪かったごめんなさい。」
トミー「はい」
カンタ「ちがうよ!アーンはちがうよって話だよ!違うでしょ!」
トミー「ふははは違うよって言いすぎだろ(笑)」
カンタ「いやちがうじゃんーーー…」
トミー「(笑)」
カンタさんが頭をガシガシ掻いて、トミーさんがそれを見て爆笑をしていた。
「気にしないでください(笑)この状況だけで私はしあわ……嬉しいので。」
危ない危ない…気持ち悪いこと言ってしまうところだった。
トミー「いいから食えや、ほら」
そうトミーさんが言うと、私の口にむぐっと無理やり肉を詰め込まれてしまった。
カンタ「おーーーいーーー!」
「ングォィフィイドフ!(美味しいです)」
トミー「いや感想つたわってこなすぎだろ(笑)」
おいしいよ…トミーさん…
なんて言うんだ…この幸せな時間は…
ありがとう神よ……
ああ…
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サトさん(プロフ) - if兄方さん» コメントありがとうございます!最近は忙しく、なかなか更新できませんが頑張れます!!本当にありがとうございます…! (2018年1月11日 3時) (レス) id: 586e8306ab (このIDを非表示/違反報告)
if兄方(プロフ) - 2人の会話がすごい自然で面白いです!!更新頑張ってください!! (2018年1月6日 1時) (レス) id: b053bebf6e (このIDを非表示/違反報告)
サトさん(プロフ) - shihoさん» また、フラグに関しましてこちらの知識が足らずに不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。ご教授頂きありがとうございます! (2017年12月27日 15時) (レス) id: 586e8306ab (このIDを非表示/違反報告)
サトさん(プロフ) - shihoさん» コメントありがとうございます!基本的にリクは短編の方で受け付けておりますが、こちらでも違和感なくひっしーくんを出せるように頑張ってみますね!ご意見ありがとうございます! (2017年12月27日 15時) (レス) id: 586e8306ab (このIDを非表示/違反報告)
サトさん(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます!ゆっくり更新して行きますので、暖かい目で見守ってくださいますと幸いでございます。 (2017年12月27日 14時) (レス) id: 586e8306ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトさん | 作成日時:2017年12月24日 1時