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Ryuto side
隣を見ると眠そうにしているA。
たまたまポケットに入れていた飴を渡す。
作間「A〜。」
と呼ぶと気の抜けた返事が返ってきた。
「はいぃ〜」
作間「眠たいでしょ？(笑)」
「社会眠すぎて死ぬ。」
いやいや、死ぬわけ無いでしょ、と一応心の中で突っ込んでおいて、先生にばれないように飴を渡す。
作間「ん、」
「ん？」
俺に悪いことをするイメージが付いていないのか、"なんですかその飴"というような表情を浮かべる。
作間「あげる、早く取らないとバレルよ(笑)」
「ありがと、」
この飴がAの大好物だってことはこの後知った。
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放課後になるとTONEに行くからなのかハイテンションになるAと大光。
「いった、！」
作間「え、？」
「机にしもやけぶつけたぁぁ〜」
佐々木「バカじゃん(笑)」
「大光のバカー」
とまた振り出しに戻り騒ぐ。
到底じゃないけど俺はあのテンションにはついていけない。
作間「早く行くよー」
「え！待って〜！」
佐々木「俺もいるんだけど！」
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松村「あ、Aちゃんいらっしゃーい！」
世に言う可愛い子待遇だ。
やっぱり男子は誰でも可愛い子には目が無い。
佐々木「俺らもいるんだけど！」
田中「やっぱり可愛い子は違うわー」
ジェシー「ちょっと！！コチー！！」
前とは別の店なのかというくらい今日はにぎやかだ。
松村「今はね〜お客さんAちゃん達しかいないからみんな騒いでるんだけどごめんね？」
「いや全然大丈夫ですー！」
松村「じゃあ注文決ったら呼んでね〜」
この先こんな軽い店員を見ることはないだろう。
「龍斗と大光はなににする〜？」
佐々木「俺はこのオレンジのやつにする。」
作間「ん〜俺は抹茶パフェ。」
はい！じゃあ決まったね！と言い松村さんを笑顔で呼ぶA
胸にモヤっとした思いを抱えながらその様子を見た。
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2018年1月22日 7時
