【zz】あの日見た彼は＊ ページ9
you side
晩御飯の買いものに出て30分後、天気予報氏のお姉さんの予報ははずれバケツをひっくり返したようなどしゃぶりの雨が愛知の空を覆っていた
今日は久しぶりの買いものだからたくさん買ってしまったのが仇となったか、これじゃあ走って帰りようもない
傘持ってないし、かといって濡れて帰るわけにはいかないし
もういいや、買い物袋を抱えて走れる範囲で走ろう
『よし、』
「ちょちょちょ、お姉さん!!｣
飛び込もうとした瞬間、後ろから声をかけられた
誰この人
知らない人に戸惑って挙動不審になってると
「これ、傘どうぞ｣
と言って渡される
え、いきなりなに!?
『そんな、悪いですよ』
困ってはいるけれど知らない人に借りるのは忍びない
「俺がしてぇだけだから!!!!｣
無理やり押し付けられ、勢いがよすぎてそのまま握ってしまうと
「じゃ、返す返さなくていいから!!風邪ひかねぇようにな!!｣
彼はスラスラと言葉を紡ぎ、走り出した
困惑しながらもありがたく使って家に帰ってどうやって返そうか、なんて悩みながらベットに入った
どこの誰?どうして見ず知らずの私に傘を貸してくれたの?風邪はひいてないかな?
頭の中ではあの彼のことでいっぱいだ
彼が貸してくれた黒の少し大きめの傘、私が持ってても使わないし、けっこういい傘みたいだから返さなきゃ
明日から毎日スーパーによって彼に会うために頑張ろう、そしてありがとうございますって言おうと決意し瞼を閉じた
朝起きて、会社に行こうと玄関を開けると隣の家からも玄関の開く音がした
201号室の池田さんだ
ここに越してきてしばらくするのにまだ一度も隣の池田さんに会ったことがない
初めて見る顔に少し期待する
初めましてだけどお隣さんだから挨拶をしようかと音のする方を向くと、今私が頭を悩ませている傘を貸してくれた彼で
『おはy…え!?!?昨日の人!?』
「なんでここに!?!?｣
『もしかして昨日傘を貸してくれた男性って201号室の池田さんだったんですか!?』
「昨日困ってた俺の好みの女の人ってAさんだったんですか!?｣
『え?…』
「あっやべ…｣
どうしてこの人私の下の名前を知ってるんだろう
苗字知ってるならわかるけど
『どうして名前を知ってるんです?』
「えっそっち!?…いや、なんでって言われましても｣
「えっと、引かれるかもしれねぇけど、俺、あなたと友達になりたいです!!｣
顔を真っ赤にして叫んだ、彼への答えは、
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空屋(プロフ) - あ、あのここまで一気読みしたんですけど、リクエストっていいですかね？ (2019年3月10日 4時) (
レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろ(プロフ) - ひっそり読んでいたら50話埋まっていたのでおめでとうございますと言いたくて初めてコメントさせていただきました！完結？になるのでしょうか？どの話もまぜめんさんたちと楽しく恋ができててニヤニヤしてしまいました(^o^)さむいですがお体に気を付けてください！ (2019年1月2日 0時) (レス) id: c45ae40ad4 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - ｱｯ……じゃあドsな2番さんお願い出来ますか…………？？ゆったりでいいです!!!! (2018年11月26日 22時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)
齷齪(プロフ) - すぷらさん» コメントありがとうございます！そういっていただけて何よりです^^ リクエストをしていただくと更新が捗るのでぜひしてください！ (2018年11月26日 15時) (レス) id: ddfb5c6a1a (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - ああぁぁぁぁ……好きです……もしかしたらリクエスト頼んでしまうかもしれませんが大丈夫なのでしょうか…？ 更新頑張ってください(瀕死) (2018年11月25日 20時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：齷齪 | 作成日時：2018年3月2日 21時
