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私と彼が出会ったのは茨城県の保育園。
彼も私も両親共働きの一人っ子ということですぐに仲良くなった。
毎日の様に園庭を駆けずり回り、お互いの家にも行ったりした。
保育園を卒園前に、「ねえ、Aちゃん。ぼく、お受験するの！」ということを聞き、母に頼み込んで私もお受験し、無事に暁星小学校に入学することに。そこに拓司君もいたので、楽しく中学まで一緒にいられる…はずだったのに。
ある日のことだった。私はこんな質問を投げかけた。「拓司くんも暁星中学に行く？」と。
その答えは、「ごめんなA。僕は開成に行くんだ。男子校だから○○とも離れなくちゃいけないんだ。」だった。
その後はショックでよく覚えていない。
衝撃、それもかなりのものを受けた。
結局私も内部進学はせず、東京にある筑波大附へ進学することになり、高校までをここで過ごした。
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作者名：とちおとめ | 作成日時：2018年2月23日 23時
