流れ星に願いを… (ページ4)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:1,427 hit

. ページ4

「あれ？もしかしてなかった？？」

花音さんが何も言わない私を疑問に思ったのか話しかけてきた。

『いや、大丈夫です！これってなんの味ですか…？』

とっさに質問をしてカバンから意識を背けた。

「あーなんだっけなぁ、わかんないっ」

そんな可愛いふうに言っているがカバンの中には拳銃があった、確かに見た。
花音さんは今もパソコンで通話をしている。私はここにいても大丈夫なのだろうか…
とりあえずゼリーを食べることにした。

『美味しい…』

「美味しかった？良かったー♡」

『花音さん、さっき話してたのは…』

「あーちょっと友達と話しててさー？
それよりAちゃん！今更だけどおうちに帰った方がいいよー？」

『あ、ありがとうございます』

”ご両親も心配するだろうから”との事で最寄り駅まで案内された。

「これだけあれば帰れるでしょ！！」

そう言って私に1万円札を渡してきた。

『いやぁこんなに要らないです！』

あまりにも多かったので返そうとすると

「次会った時に返してくれればいいからー♡」

そう言われてしょうがなく受け取った。

「都心に行くにはあっちの改札を通って行けばいいからー、もし分からないことがあったら駅員さんに聞いてね♡」

『ほんとにありがとうございました…っ』

「全然よー♡じゃねっ」

そう言って来た道を戻って行った。
私の最寄りは○○駅なので都心からすぐのところにある。

『とりあえず行くか』

そう思い歩き出した。