僕のわがままを聞いてくださいっ！！ (ページ8)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:3,283 hit

８ページ8

８．

はぁ、ほんと疲れる。

あの後、野菜をいっぱい入れたオムライスを瑞稀に食べさせたら

「なにこれ、野菜クソ入ってんじゃん。まずっ」

とか言われてしまいにはまた喧嘩を始めるお兄ちゃんと優斗。

どっちが年上なんだか。はぁ。

「ため息なんてどしたの。」

お前のせいだよ、お前の

『お兄ちゃんは？』

「平手打ちしたら倒れて眠った」

いや、怖いから。

「学校どう？俺いなくて寂しくない？」

『寂しいどころかパラダイスです。転校してくれてありがとうございました。』

「ふーん。前は瑞稀いなくなんないでとか言ってたのにねぇ笑」

『は？言ってないし。うざ』

「そんなところが可愛くねぇーんだよ」

そんなん分かってるよ

瑞稀のために治そうとも思ったけど結局無理で、しまいには彼女できたらしいし。

『彼女さんとは？上手くいってんの？』

「こないだ別れた。」

『また、ブスとか思ってもないこと言ったんでしょ。』

「は？言ってねぇし。てか、お前に関係ない。さっさと寝ろこのクソチビ。」

そう言ってお兄ちゃんの部屋に向かった瑞稀。

後ろ姿を見ながらあっかんべーをしたのは言うまでもない。