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ゲーム46 車 ページ3

外に出ると黒い車が止まっていた
左ハンドル、明らかに外車だ
運転席から下りてきたのは………理事長だ



理「朝霧君、この子で最後かしら?」



朝「はい」



理「なら行きましょうか」



は?理事長もこの件に関して関わっているのか?
ますます理解不能になってくる
僕のことなど御構い無しに車は動き始める
え、ちょい待て
理事長も来るのか?そんなことしたら僕が校則違反しているってことがバレる?………



あ〜〜〜〜あ、嫌だな
バレたらあっちの家にお世話になる
そんな面倒なことしとうないな
はぁ、めんどい





理「驚かしてごめんなさいね、雨宮さん
これからナイトメアに選ばれた子は寮で授業を受けてもらう事にしたの
学校に移動する時間も惜しいでしょ?
そのための改装工事が昨日終わったのよ」



ナイトメアの事を知っている?もしかしてな………



貴「ナイトメアのプレイヤーですか?」



理「いいえ、違うわ
ただ私の夫がナイトメアを攻略している会社の社長なの
おかげで滅多に家には帰ってこないわね」



赤信号で停車し、理事長は寂しそうに外に目を向ける
理事長にも複雑な事情があるようだ



貴「ナイトメアを攻略している会社……」



隣に座っていた朝霧君が鞄から雑誌を取り出す



朝「その会社が発行しているのがこれ
週刊ナイトメアって言うんだ」



朝霧君に見せてもらった雑誌にはマップ情報や敵の分析などが事細かに書かれていた



貴「すごいですね、これ」



理「夫の会社が命がけで攻略していますからね
あなた達が高校生じゃなかったら夫の会社で働いてもらう事もできるんだけど」



理事長はそう言うと車のエンジンを切った
どうやら目的地の寮についたようだ



理「さっ降りて
私は理事長としての仕事があるから学校に戻るわ
後の指示は息子の慎二に任せてあるから」



私たちが車から降りたのを確認すると理事長の車はさっさとUターンをし、走り去っていった



朝「響君、ここだよ」



朝霧君に案内されたのは寮の3階へと続く階段の扉だった

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三月ウサギ - 早く更新して>< (2015年5月31日 11時) (レス) id: 4782435d5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉歌 | 作成日時:2014年11月24日 10時

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