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「オレは、オマエのせいで苦しんだ｣
一虎が話し出す。
「オマエのせいで年少にいたんだ｣
「は？何言ってんだテメェ｣
「敵に決まってんだろーが!!
オレは、邪魔なモノを排除する。｣
そう言って、一虎は廃車の山の頂上まで登っていく。
「知ってるか？マイキー。"人"を殺すのは"悪者"でも、"敵"を殺すのは
"英雄"だ!!｣
狂い切った思考に、少しゾッとする。
「･･･本物の英雄は、誰も殺さないけどね」
由希が隣で吐き捨てる様に言った。
え、と声を出す間もなく、上の方からガンッと鈍い音がした。
すぐ近くで竜ちゃんが、マイキーの負けだ、と呟く。
早く動かないと、場地が死ぬ。
そんなことを考えている間にも、現状は悪化していくばかりで、万次郎が力尽きたように座り込んだ。
「A、今すぐ動かないとこの後くる大衆に押されて辿り着けなくなるよ」
由希が、行くなら今しかない、と言わんばかりに急かす。
私も頷き、周りを押し退けて由希と共に走り出した。
後ろで、叫び声や戸惑ったような声が聞こえる。
『あ"ー！なんでこんな足場の悪い所で喧嘩なんかしてんだよ！』
「この土地の所有者、後が大変だろうな」
『言ってる場合か！』
ひらひらと舞う袖を捲って、襷で止める。
自分の役職とかが見えないけど邪魔なもんはしょうがない。てかそんなこと気にしてる場合じゃない。
「大将首殺ったぞコラァァ!!」
その時、見覚えのある色黒が、敵の顔面を殴った。
『稀咲っ･･･』
傷一つない顔を見て、眉間に皺が寄る。
今まで何処に隠れてたんだか。
「東京卍會、三番隊隊長。稀咲鉄太。大将は、ウチの隊が責任を持って守らせてもらう!!」
稀咲の声に、味方からの嬉々とした声がチラホラ耳に届く。
気付けることが皆無に等しいと分かっていても、なんで気付かないんだと思ってしまう。
瞬間、稀咲が遠くに殴り飛ばされた。
芭流覇羅側の人間が歓声を挙げる。
「場地!!後ろ！」
由希が叫んだ。だけど、場地が後ろを向く前に投げ飛ばされる。
しかも丁度、私たちのすぐ近くに。
「運がいいのか悪いのかどっちかにしろよクソが･･･！」
『由希は何にキレてんだよ･･･』
稀咲の方へ踏み出そうとした場地の前に、千冬が立ち塞がった。
「千冬･･･？なんのマネだ？」
「･･･場地さん、ダメっスよ」
千冬が話し出す。
–––
台本書きをやめました。
この書き方なんて言うんだろう。
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あゆ - 場地さんは結局どうなるんですかね！続きが気になります！無理せず頑張ってください！ (10月23日 11時) (
レス) @page27 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - こさん» 見返して見たら本当に春千代になってました･･･すみません、訂正しときます！ (7月1日 12時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
こ - コメント失礼します、春千代ではなく春千夜です。訂正お願いいたします。 (7月1日 2時) (レス) @page24 id: cf0dafbedb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ：http
作成日時：2023年2月6日 18時
