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姉ちゃんは壁に叩き付けられ、ぐっ、と声を出す。
ミツバは耳を塞ぎ、嫌だ、と叫びながら噂に侵されていく。
「嘘だろ･･･三葉･･･っ」
源がミツバに呼び掛けた。ミツバは源の方を向き、涙を流しながら名前を呼んた。
ザザザ、と音がして噂が途切れる。司先輩がラジオを切った。
「･･･さあ、これできっと、みーんな君のこと忘れられなくなるよ。良かったね！ミツバ！」
完全な怪異となってしまったミツバは本来のミツバの姿とはかけ離れ、もうミツバとは呼べない姿になってしまっていた。司先輩がオレ達に一歩近付いて言う。
「七不思議は人と怪異の関係を正しく保つと言うけれど、そんなものは必要ない。人も怪異も望むようにあればいいのさ」
司先輩が姉ちゃんの拘束を解いた。姉ちゃんは即座にスカートのポケットから鋏を取り出し、司先輩を鋭く睨んだ。
「それで壊れちゃうような世界なら、壊れた方がいいんだって。そう思わない？」
司先輩は黒い依代を片手に乗せ、此方を見下ろしながら不気味に笑った。
嗚呼、何時からだろう。この人が、こんな風になってしまったのは。
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金平糖 - とっても面白かったです！続き待ってます！ (3月5日 17時) (
レス) @page27 id: 39be378cc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ：http
作成日時：2023年10月5日 1時
