カッケェ女子【HQ】【夜久衛輔】 (ページ9)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:22,021 hit

9 ページ9

そんなヤンキー君を無視して夜久に聞く。

『そろそろ行く？』

「そうだな。期間限定で数量限定なんだろ。早く行かねぇと無くなっちまうし」

『うわぁ〜下調べしてる〜！何、そんなに楽しみでしたか？夜久は可愛いねぇ〜？』

夜久の顔を覗き込んで煽りまくると頬を抓られた。
んでもってめっちゃ睨んでくる。

『痛い痛い。可愛い系男子嫌なの？？』

「だっから可愛いって言うんじゃねぇ！」

『ちょっと強めんなよ！！鉄くん助けて！』

「二次被害はくらいたくないから無理ですかね〜」

『この顔面詐欺師が！』

叫んだ瞬間に頭を掴まれた。かなり強い力で。

『潰れるし縮むだろ止めろ！』

「黒尾さん詐欺師だったんですか！？」

『おいコラそこの高身長！収拾がつかなくなるだろ黙れ！』

時すでに遅し。傍から見るとかなりカオスな現場である。

特徴的な髪型の高身長男子と可愛い系の低身長男子が中心にいる男子(女子)の頭と頬を掴んでいるのだから。

やっと離されたと思えば二度と言うなよ、と夜久に念を押された。

『痛いなぁ･･･本気でやらなくても良かったじゃん』

歩きながら愚痴っていると、先程の高身長の銀髪が話しかけてきた。

「名前なんて言うんスか！」

『元気いっぱいだね。羽駒Aだよ』

「羽駒さん、夜久さんよりも小さいですね！」

「リエーフ余計な事言ってんじゃねぇよ！」

嗚呼、この子がリエーフか。私にバレーボールぶつけてきた･･･｡
そんな事をぼんやりと考えている間、リエーフは夜久に回し蹴りを食らっていた。夜久に身長の話はタブーだな･･･気を付けとこう。

『まぁまぁ。夜久落ち着けって。私からしたら夜久も十分身長高いし、気にするなよ！』

「･･････幾つだよ」

『159』

「ちっさいですね！」

『折角フォローしてあげたのに何でそれを無駄にするかなこの子は』

空気が読めないのか･･･？それとも普通に馬鹿なのか･･･？