カッケェ女子【HQ】【夜久衛輔】 (ページ4)

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てかなんでこれ一緒に帰る流れになってんだろ。
可笑しくね？と思っていると、少年が口を開いた。

「あれ、そういえばお前、ここで降りて大丈夫だったのかよ。目的地と違うって言ってただろ」

『あー。あれ嘘。目的地と違うって言った方がいい子みたいな雰囲気もたせられるじゃん？知らないけど』

そう言えば、性格悪ぃな･･･と言われた。失礼な。

『キミ名前何？音駒高校だよね』

「ん？おー･･･夜久衛輔。3年」

『同じじゃん。私も音駒の3年。羽駒A』

3年だと言うと、見えねぇ、と言われた。それを言うなら夜久も中学生に見えるけどな。
色々、話しながらそれぞれの家に向かって歩く。
暫くすると、私の住むマンションが見えてきた。

『あ、私ここだから。じゃ、またな』

手を振ると、振り返してくれた。優しいな。

次の日の放課後。
帰宅部の私は荷物を持って帰ろうとした時、3年5組の担任に声をかけられた。
要件は職員室前に置いてある備品を体育館倉庫に持っていけとの事。うん、めんどい。

「お前帰宅部だろ？先生仕事残ってるから宜しくな」

『あはは、はーい』

先生が見えなくなってから、盛大に溜息を吐いた。

クッソ面倒臭いんだけど。私これからス〇バで期間限定のフラペチーノ飲もうとしてたんだけど空気読めよオイ担任。てか力仕事女子に頼むな。そんなんだから彼女が出来ねぇんだよ。(失礼)

だが頼まれた事はちゃんとやらないと後々もっと面倒な事になるので、職員室まで行って荷物を持った。

意外と重く、心の中であの先生に悪態を突きまくったのは言うまでもない。

体育館に着き、両手が塞がっている為足で扉を開ける。
ガラッともキィ、とも取れる音を出して扉が開いた。

てか部活中じゃん。大丈夫か、これ。
失礼しマース、と軽く声をかけてから体育館内に入る。

そこで、見知った顔を見かけた。

『･･･あれ、夜久？』

そう、昨日あって仲良く？なった夜久がいたのだ。

「･･･羽駒？」

『へぇー！夜久ってバレー部だったんだ』

「いや、昨日言っただろ」

あれ、そうだっけ？忘れたわ。

『あ、そだ。ちょっと備品直しに行くから体育館倉庫にお邪魔するけど大丈夫？』

「おう」

夜久と会話してると、黒髪の独特な髪型の人が話しかけてきた。

「ちょーっと待ってね？二人どんな関係？」

『え、昨日あったばっかの知り合い？』

「なんでそんな仲良いんだよ！？」

才能じゃね。知らねぇけど(雑)