モブCを巻き込むな【HQ】

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『言われる前提っていうか、いやでも西谷先輩って女子に可愛いとか気軽に言いそうだし･･･え、あれマジでなんだったん？』

「アンタの西谷先輩に対するイメージどうなってんの」


若干呆れた様子で蓮が言った。


「まぁ、でも。そろそろ練習には参加してよね。IH近いんだし、負けたくないから」

『普段無気力のくせよく言うわ』

「練習途中参加してきたヤツにだけは言われたくない」


痛いところを的確に刺され、思わず、う"っ、と声が出る。
それに関してはごめんと思ってるよ。私だって参加したくなかった訳じゃないけどさぁ･･･

口を尖らせてご飯をつついていると、蓮から早く食え、と急かされた。




午前中に出来なかったレシーブ練習をしていると、あの、と横から声が掛けられる。
横を向くと、青城の･･･確か花蓮先輩。てかどいつもこいつも練習終わりに声掛けろよ。

そんなに私の練習時間削りたいんか。


「ご、ごめんね。私のせいで、巻き込んじゃって･･･」

『や、別に･･･いいっすけど･･･』


予想外のことを言われて、ちょっと吃驚してしまった。
普通になんか色々言われるのかと思ってた。


「な、何かあったら、遠慮せずに言ってね！私、いつでも力になるから！」

『ありがとうございます。まぁ、何も無いのが一番ですけどね』


やべ、最後余計だったかもな。そう思い、少しだけ焦ると、花蓮先輩はふふっと笑って、確かにね、と言った。

面倒臭いことしなきゃ可愛いな。この人(失礼)


言いたいことは言い終わったのか、花蓮先輩は手を振って戻って行った。

よし、練習再開しよう。

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