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『モテ男って大変そう・・・』
「まぁ、見ての通り顔はAの好きそうなイケメンだし『誰がメンクイだ』かなり性格悪い。でも、バレーの技術は本当に凄いよ。素直にカッコイイと思う」
軽く微笑んで憧れの眼差しで及川先輩を見ている蓮を横目に見ながらふぅん、と声を漏らす
『でも、珍しいね。蓮がそんな素直に人の事褒めるなんて』
「私をなんだと思ってんの?」
『血も涙もない鬼って痛い痛い痛いから!!!』
正直に答えたら思いっきり頬を抓られた。解せぬ。
「チビ」
『なぁ"っ!?』
私は159.2cm。蓮は169.7cm
コイツ・・・バレーやってる人間の中ではコイツもチビなはずなのにコイツ・・・!!
「悔しかったらこの10.5cmの差を埋めてみな」
『うッッッざ!』
「というか、いつまで及川先輩1年の階に居座るつもりだろ」
『いや、あの女子の大群を抜けるのって至難の技じゃない?』
「誰か待ってね?アレ」
待つって誰をだよ。
そんなこと考えてると、急に可愛らしい声が聞こえた。
「と、徹!」
その声が聞こえた瞬間、パアッと及川先輩の顔が明るくなった。
営業スマイルから本物の笑顔になったって感じ。
及川先輩を呼び捨てしてたから先輩かな。
あの先輩、女子からの評価大丈夫だろうか
『あの可愛い先輩、なかなかの勇者だね。あの獣みたいな目した女子の大群の中を及川先輩のこと名前呼び、しかも呼び捨てで呼ぶとか』
「怖いもの知らず・・・」
『及川先輩、セッターだよね』
私が尋ねると、うん。と頷く蓮
『わかりやすくない』
「・・・・・・・・・うん・・・」
見たか?あの営業スマイルが本物のスマイルになった瞬間。
女子の顔歪んだで。醜いくらい歪んだで。
「あ、今日から完全に入部だよね」
『んー?うん。レギュラー勝ち取ったる』
「先輩可哀想」
『この世は弱肉強食。より上手い方が選ばれる運命なのじゃ』
「経験の差舐めまくってんじゃねぇか。ペロペロかよ。ペロペロキャンディでも舐めてんのか」
いや例えよ。なんだペロペロキャンディて。
『西谷先輩元気かなー。つかマジ西谷先輩ロス。無理。マジなんで烏野落ちたんだよ。及川先輩とかクソどうでもいいから西谷先輩に会いたい』
机に突っ伏して嘆く。
「私これからお前のこと勇者って呼ぶわ」『なんでだよ』
どこが勇者なんだよ。愚痴ってるだけじゃねぇか。
「及川先輩本人の前でクソどうでもいいとか勇者ですねぇ」
『』
終 わ っ た
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ナノハナ - めっちゃ面白いです!続き楽しみです! (2月17日 23時) (レス) @page37 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月6日 18時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します!ホントどタイプ過ぎます!続き、楽しみ待ってます!更新頑張って下さい( *˙ω˙*)و (8月21日 20時) (レス) @page25 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - え?好きすぎる!!続き待ってます!あっでも無理はしないでくださいね! (8月18日 0時) (レス) @page22 id: c76bf13f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ:http
作成日時:2023年5月4日 21時