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全試合が終わり、流石に疲れてまだ自主練をしている先輩達を眺める。
元気だなぁ･･･
青城、烏野、音駒ってぶっ続けでやってまだ自主練するって･･･体力底なしか。
いや三校ぶっ続けでやったのは先輩達のせいだ。うん。
負けず嫌いに火がついてまだやれます！って先輩達がでっかい声で叫んで結局三校･･･
流石に死ぬ。体力激減した。特に音駒で。
音駒高校全然ボール落ちないし･･･めんどくさかったわ。特にあのトサカさん。
ブロックでドシャットされた時にめっちゃムカツク顔してきた。
それと･･･慣れが早かった。
結衣先輩の左手。終盤で使ったハズなのにすぐに適応してきて、結局負けた。
あとは･･･
『音駒の5番･･･』
あの先輩は蓮と同じ匂いがする。慣れが早く、頭がキレる。敵に回したくない人上位に入る人間。
てか名前全然知らないな。自己紹介とかなかったし。
「疲れた？」
『うおっ』
ボーッとしながら考えていると、急に結衣先輩が話しかけてきた。
『結衣先輩･･･びっくりしたぁ･･････まぁ、疲れました。特に音駒。全然ボールが落ちないから。全員レシーブが上手い。それと5番さんと蓮が同じ匂いを感じました』
「研磨ね」
『知り合いですか？』
そう尋ねると、苦笑しながら話し出した。
「知り合いっていうか･･･幼馴染っていうか」
『･･･は？』
幼馴染･･･あれ、結衣先輩って東京の人だっけ。
ポカーンとした顔をしていると、結衣先輩が慌てて付け足した。
「あぁ、私中学校までは東京にいたから。まぁ小学2年までは宮城にいて、お父さんの転勤･･･だったかな。それで中3まで東京。そこからまた戻ってきた感じ｣
『それで･･･小学校と中学校が一緒だったんですか？』
そう聞くと、先輩はうん、と首を縦に振った。
「一応連絡先交換してたんだけどさ、部活終わったら帰ってご飯食べたり風呂入ったり課題しないといけないし、それ終わったら寝ちゃうしで、全然連絡取ってなかったから･･･試合中にちょっと睨まれた･･･」
トサカさんと5番さんが結衣先輩の方をやたら凝視してたのはそのせいか･･･
その度に結衣先輩気まずそうな顔してたし。
というか、だから結衣先輩の左にも慣れてたのか、あの2人。
「だからさっき2人に捕まってたんだけど。まぁ幼馴染馬鹿なところは変わってないっぽいけど」
ふふっと目を細めて笑う結衣先輩に後光が見えたのは言うまでもない。
そもそも結衣先輩顔面良すぎる。
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ナノハナ - めっちゃ面白いです！続き楽しみです！ (2月17日 23時) (
レス) @page37 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月6日 18時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します！ホントどタイプ過ぎます！続き、楽しみ待ってます！更新頑張って下さい( *˙ω˙*)و (8月21日 20時) (レス) @page25 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - え？好きすぎる！！続き待ってます！あっでも無理はしないでくださいね！ (8月18日 0時) (レス) @page22 id: c76bf13f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ：http
作成日時：2023年5月4日 21時
