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『クッソなんで青城に受かって烏野に落ちんだよざけんなクソ!』
「まだ言ってんのかアンタは」
青葉城西に入学して早1週間。
最早烏野に落ちてから毎日のように言っている台詞に、小学校からの親友の城崎蓮が呆れた顔でツッコんだ
『いや割とマジでなんでなん!?100歩、いや1億歩譲って白鳥沢に落ちたのは認める!だって偏差値バカ高いし私立だし偏差値バカ高いし!「偏差値バカ高いのはわかったわ」でも青葉城西より烏野の方が偏差値低くない!?やっぱ面接か!?烏野の受験面接で小さな巨人愛語ったのが悪かったのかなぁ!?』
「100パーそれだろ。同じ部屋で受けてたけど止めなかったら永遠に話し続けてたでしょ」
『しかもバリバリ西谷先輩いるからって言ったしなぁ・・・(遠い目)』
「お前バカなの?」
西谷先輩とは、西谷夕、同じ千鳥山中学での先輩だ。
バブみが強い顔面であの男前性格。憧れないわけなかろう。それにベストリベロ賞も取っているし、かなり尊敬できる先輩ではある。バカだけど()
「烏野が小さな巨人がいた場所だからって憧れるのは分かるけど、何時までもうじうじしてんなよ。どうせ青城でもバレー部入んだろうから、お前の場合影響出るだろ」
『ぐっ・・・』
私は一つダメになると他が総崩れするタイプ。つまり直ぐにまぁいいやが出来ず引きずり、支障が出るタイプなのだ。
西谷先輩にもそういう所が良くないって指摘受けたんだよなぁ。
「でも、さ?小さな巨人ってリベロじゃないでしょ?なんでアンタリベロになったの」
『西谷先輩に影響されたからって言うのもあるけど、小さな巨人までボールを繋ぐのはリベロでしょ?最近ブロックフォローできるようなったんだよね。10回中2回くらいだけど』
ちゃんとした理由あったんだ。意外、と言いたげな顔をする蓮に軽く蹴りを入れた。
『てかさ、そういう蓮ってなんで青城なの?』
確かコイツは第一志望が青城だったはず。
「あー・・・私ってセッターじゃん?男バレの人なんだけど・・・プレー?技術が凄いなっていう人がいて。そんで生でみたいな〜と思って」
『へぇ〜。因みになんて人?』
「えっと、おいか「キャアアアア!!!及川さぁん!!」・・・及川、徹・・・ですね」
『・・・・・・因みにだけどあのめっちゃイケメンな人?』
私が指を指した方にやけに顔が整ったイケメンがいた。
私の問に、蓮は複雑そうな顔でうん・・・まぁ、と頷く。
うん。あの人に関わるのやめよう()
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ナノハナ - めっちゃ面白いです!続き楽しみです! (2月17日 23時) (レス) @page37 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月6日 18時) (レス) @page29 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - 初コメ失礼します!ホントどタイプ過ぎます!続き、楽しみ待ってます!更新頑張って下さい( *˙ω˙*)و (8月21日 20時) (レス) @page25 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - え?好きすぎる!!続き待ってます!あっでも無理はしないでくださいね! (8月18日 0時) (レス) @page22 id: c76bf13f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ:http
作成日時:2023年5月4日 21時