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本「いや⋯⋯⋯、えぇ？なんて言うのが正解？」
『いや何も言わなくていいよ』
さっきから何度も「えぇ？」と声を漏らしているひまちゃんがそろそろ面白く見えてきた。
そんなひまちゃんが重く受け止めることじゃないよ、なんて言っていたら、もうそろそろ休憩が終わる時間で。
『戻ろっか、そろそろ』
本「戻るかぁ」
『ごめんね、変な話しちゃって』
本「何も悪いことしてないのに謝られても！」
スタジオに戻ってからはいつも通り何も無かったかのように収録をして。
無事収録が終わり帰ろうとすると、1時間前と同じようにまたひまちゃんに呼び止められる。「一緒に帰りたいから待ってて！！そこ座ってて！！！」とのこと。
二つ返事で了承しベンチに座っていると、少し先の方に見えるスラッとした人影。しかも、2人。
『…………嘘でしょ、くろのわ？』
思わず声に出てしまったけれど、小声だから大丈夫だろうと胸を撫で下ろす。
問題は今私がいる場所だ。このベンチは何も死角がなくて、葛葉さんがこちらに振り返ることがあればすぐに分かってしまう。
どうしよう、場所を変える？でもひまちゃんにここにいてと言われたし、勝手に場所を変えたら困るのはひまちゃんだ。
考えを巡らせていたのも束の間、一瞬だけさっきの方向に目をやると、ちょうど此方を見ていたらしいかなかなと視線が交わる。ニコッと笑ったかと思えば、すぐにミルクティー色の髪を揺らしながら元の方向に視線を戻した。
本「Aお待たせ〜！…えどしたん？」
『今、くろのわいた』
本「あ〜〜〜ね、タイミング悪かったか」
『…まぁ、気にしてもなんもないけどね(笑)』
またへらりと笑うと、ひまちゃんもまた眉を下げる。
すると、二人の間に電話が来たことを知らせるバイブ音が鳴り響く。私に振動は来ていないから、恐らくひまちゃんだろう。
「はいはーい、お疲れ様です」といつもの調子で電話に出たかと思ったら「えぇ？！」と割かし大きめの声を出し始めた。何があったら会社でそんな大声出せるんだ。
本「Aマジでごめん、5分待ってて！」
『へ？』
本「ほんまごめん！5分だけ！じゃ！」
『ちょ、ひまちゃ…行っちゃった』
ひまちゃんは足早に廊下を突っ切っていってしまったし、私は訳も分からず取り残されてしまった。
いや…えぇ？待つけどさぁ。
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かれん - 初々しくてかわいらしくて大好きです！ (4月16日 22時) (
レス) @page37 id: ebdd9afa56 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - ほんとにほんとに最高です！kzhさん作品で一番大好きです!またひょっこり訪れましたらkzhさんkneさんお願いますお願いします!とてもドキドキしました😢 (1月19日 7時) (レス) @page38 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
ひてゃん(プロフ) - 完走お疲れ様です！とても面白かったです😿 (5月19日 18時) (レス) @page35 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - まおさん» 完結最高すぎた!!作品をつくってくれてありがとうございました!! (5月19日 7時) (レス) @page35 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - えーーん最高でした（ ; ; ）かわいいかわいいカップルの続きを短編でいいのでぜひ！！おねがいします！！泣 (5月18日 23時) (レス) @page35 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結
| 作成日時：2022年6月2日 15時
