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あれから話すことが増えたとか、そんなことはなく。
何か変わったとすれば、私の気持ちが少し楽になったことくらい。
ライバーとして正解ではないのかもしれないけれど、ライバーとしての自分も普段の自分も、両方大切にしたっていいでしょう？
マネ「次向こうの会議室ね。私取りにいかなきゃいけない書類あるから先に行ってて」
『はーい。15時からだっけ？』
マネ「そう。どっか行ってもいいけど間に合うようにしてね」
「はあい」と返事をして、エレベーターに乗り込む。
会議室は同じ階にあるけれど、もう1つ上の階にはパックのジュースの自動販売機があるのだ。
フルーツオレを購入し、窓から街を歩く人々を眺める。
都会の大人って歩くの早いよね。そんな生き急がなくてもいいのに。こんな仕事してるやつが言っても何も響かないんだろうな。
そろそろいくか、と立ち上がったのとほぼ同じタイミングで、どこからか笑い声が聞こえた気がした。音の聞こえた方を目線で辿ると、若干だけ扉が開いている部屋が目に入る。
『…あれ、くろのわ？』
中にいたのはくろのわの2人。
それなりに仲がいいとはいえ、2人の空間に乱入できるかと問われれば、私には出来ないと答えるだろう。
そっと閉めて去ろうと決意したそのとき、「Aとはどうなの？」と低くて甘い声が耳に届く。
衝動的に扉から手を離し、2人の死角であろう場所にしゃがみこむ。こんな状況でも全力で隠れようとしている私、傍から見なくても普通におかしい。
特に何もないよ、と脳内で答える反面、先日の色々から少し期待をしてしまっている自分もいて。
葛「んー、…なんか、なんかなぁ」
叶「うん」
葛「なんか……色々思ってたのと違うわ」
その時やっと、聞いてはいけないものだと理解した。
心臓はバクバクと音を立て、冷や汗が出る。
「なんか思ってたのと違う」は、マイナスなことで使う表現じゃないの？
少し前の私だったら…まぁ傷つくんだろうけど、ここまでではなかっただろう。だって今「思ってたのと違う」ということは "ちゃんと関わってみた上で" ということだ。
こんなタイミングで時計は14時55分を指している。
僅かに残っている理性で音を立てないように静かに立ち上がり、またエレベーターに乗り込んだ。
フルーツオレを忘れたことに気付いたのは、打ち合わせが始まってからだった。
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かれん - 初々しくてかわいらしくて大好きです！ (4月16日 22時) (
レス) @page37 id: ebdd9afa56 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - ほんとにほんとに最高です！kzhさん作品で一番大好きです!またひょっこり訪れましたらkzhさんkneさんお願いますお願いします!とてもドキドキしました😢 (1月19日 7時) (レス) @page38 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
ひてゃん(プロフ) - 完走お疲れ様です！とても面白かったです😿 (5月19日 18時) (レス) @page35 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - まおさん» 完結最高すぎた!!作品をつくってくれてありがとうございました!! (5月19日 7時) (レス) @page35 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - えーーん最高でした（ ; ; ）かわいいかわいいカップルの続きを短編でいいのでぜひ！！おねがいします！！泣 (5月18日 23時) (レス) @page35 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結
| 作成日時：2022年6月2日 15時
