穴に落ちただけなんだけど ページ2
「おい!!居たか！」
「否、城の周辺隈無く探したがそれらしき姿は見当たらない…」
「クソっ！逃げられたか!?」
「次現れようものなら絶対に殺してやる!!!
覚悟しておけ！
＿＿＿＿＿＿＿＿始末屋"さっちゃん・お初"!!!」
『巻けたね』
「ええ」
木の上に立ちながら、下で大騒ぎしている武士たちを見る。
ある人から依頼が来て、今回はかなり大きな城のお偉いさんを始末した。と言っても悪党だけど。
始末後、直ぐにその城に仕えていた武士たちに追い回され、何とか森の中で巻けたけど、
『いてて、』
巻く途中に刀を投げてきた奴の刀が私の右足にかすれてしまった。
「ちょっと、大丈夫？しょうが無いからほら、肩ぐらい貸してやるわよ」
『え？』
「何？ほら早く引き上げるわよ」
『いやだって、いつもなら「そんくらい唾かけときゃ治るでしょ」とか言ってさっさと先に行っちゃうじゃない!?』
まあ、その通りなんだけど。
珍しいこともあるもんだ。
え、何？熱でもあるの!!?
「…」
『あ、待って！先行かないで!!肩貸してください！』
今まで長いこと一緒に仕事をしてきたけど、肩を貸してあげるなんて…
感動して涙目になりながら、手を差し伸べてくれたあやめの肩を借りようと、手を伸ばした時。
『あれ？銀さんだ』
視界の隅に見えた銀髪の天パ。
こんな森の中で何して…
!!!
「え！銀さん!!?」
『ちょっ！』
あやめの手を握った瞬間、私の視線の向こうつまり銀さんの方へと走って行ってしまった。
いきなり、手を離しどこかに行ってしまったあやめ。
既にあやめに預けた体重が、いきなり手を離されたことによってそのまま木から真っ逆さまに落下。
『は!?』
かなり高い木に登っていたから、地面が近づくまで数秒あったが、
元々右足に怪我を負い、
しかも…
!!?
落ちる先には穴を掘った形跡がある。
しかし上手く避けきれずその穴へと落ちた。
『!!』
あれ、
『何だ、ただの落とし穴か〜』
びっくりした…
普通落とし穴と言ったら穴の中に様々なトラップが必ず仕掛けられている。
つまり、穴に落ちれば死を意味することもある。
『不幸中の幸いかぁ』
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (
レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…！アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天泣 x他1人 | 作成日時：2022年12月21日 23時
