好きです、会長。～S.Seiya～ (ページ5)

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chapter 5 ページ5

『さむっ、、、』

寒さが厳しくなってきた1月の終わり

1人寂しく登校していると、

ふいに肩をとんとん、と叩かれた

『ん？』

誰だろう、と思って振り返ろうとすると、ほっぺたに変な感触

すぐにその感触が指だとわかり、後ろを向くと、そこにはニヤニヤしながら私を見るイタズラの犯人がいた

『おはよう、そしてなんですか藤原丈一郎君。』

丈「おはよー、ってなんでフルネームで敬語やねん。笑」

イタズラの犯人である藤原丈一郎は、私が中学生の時から仲がいい

高校で仲がいい女子が私しかいないからか、毎日のように何かとイタズラをしかけてくるのだ

『いい加減うちに話しかけるたびにイタズラするのやめへん？』

丈「ええやん、楽しいもん。笑

憂鬱な朝をわざわざこの丈一郎様がハッピーにしてやろうとしよるんや！もっと喜べ！」

なぜか得意気に胸を張ってそう答えるな丈君に、

はぁー、とため息をついて呆れた目で見る

丈「なんやねんその目は。」

『余計なお世話ですぅ～』

丈「うーわ、かわいくなっ！！」

『うるさいわ！！』

いつも通り、こんなしょうもないやりとりを続けていると、いつの間にか教室についていた