Lostmemory～君が俺を忘れても～ (ページ7)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:19,857 hit

6 ページ7

そんな俺の疑問を他所に俺の病室には1週間ぶりに会う懐かしいメンツが揃っていた。ただ1人、ずっと俺の事を見て泣きじゃくっている『君』を除いて。その後、医者から簡単な問診をされた。
医師｢橋本さん。これから私が聞く質問に正直に答えてください｣
涼｢はい｣
医師｢あなたの名前、生年月日、血液型、年齢、住所を教えてください｣
涼｢はい。橋本涼。2000年10月30日生まれ、O型。20歳。神奈川県〇〇市△△区××町○-3です｣
医師｢では、あなたの職業を教えてください｣
涼｢ジャニーズ事務所所属でアイドルやってます｣
医師｢では、ここにいる方を左から順番に名前を言っていってください｣
涼｢猪狩蒼弥、髙橋優斗、作間龍斗。………ごめんなさい。分からないです｣
瑞稀｢………え？｣
優斗｢ちょ、涼何言ってんの？｣
蒼弥｢冗談キツイっしょ｣
龍斗｢ホントに…分かんないの？｣
涼｢…何も、思い出せない…｣
医師｢結構です。橋本さん。一応精密検査、受けましょうか？｣
涼｢はい…｣
その後、はしもっちゃんは精密検査を受けるため、ストレッチャーごと病室を出て行った。
瑞稀｢……あれ、冗談…だよね？｣
蒼弥｢そう、思いたいけど…｣
龍斗｢でも。あの顔は、ガチだったよね｣
優斗｢とりあえず、涼が精密検査から戻ってくるのを待とう？話はそれからっしょ｣
それから数時間が経った頃、はしもっちゃんが精密検査から戻ってきた。そして、先生から聞かされた言葉は俺を地獄のどん底に突き落とした。