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瑞稀「っ…。はぁ…はぁ…ゲホッ。ゴホッ…!」
俺の精神状態はどんどん崩壊していった。精神安定剤に睡眠導入剤。どんどん精神安定薬の量は増えて行った。
優斗「ねぇ、みずっくん。最近ちゃんとご飯食べてる?前にも増して細くなったんじゃない?」
瑞稀「…食べなきゃって思ってるんだけど…食事が喉を通らないんだ…。無理に食べようとすると吐いちゃうし…」
優斗「でも…」
瑞稀「心配しないで…?栄養剤なら錠剤とか点滴で摂取してるから」
ガチャ。
涼「撮影終了〜。瑞稀君次撮影だってさ」
瑞稀「了解。行ってくるね」
涼「いってらー」
優斗「蒼弥。作ちゃん。ちょっと来て」
蒼弥「ん」
龍斗「了解」
作ちゃんも蒼弥も俺が何を言おうとしているのか察してくれたようで何も言わなくても俺に着いてきてくれた。
蒼弥「んで?こんな所に俺達呼んだのには理由があんだろ?」
龍斗「瑞稀君…の事だよね…?」
優斗「うん。暫くの間、涼と離した方がいいと思うんだ」
これ以上、あんな瑞稀君を見ていられない。それは、苦渋の選択だった。
蒼弥「俺もそれは賛成。これ以上疲弊していく瑞稀君を俺は見てらんないよ」
龍斗「はしもっちゃんと離れ離れになるのは辛いとは思うけど。少し、距離置いた方がお互いにいいのかもね」
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瑞稀「もうほっといてよ!」
涼「待ってよ!瑞稀君!」
蒼・優・龍「っ!?」
龍斗「何?今の」
蒼弥「瑞稀君とはしもっちゃんの声、だよね?」
優斗「とりあえず、行ってみよう!」
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作者名:パセリまみれ | 作成日時:2021年4月13日 20時