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医師「橋本さん。申し上げにくいのですが、橋本さんは急性白血病です」
涼「…えっ?白血…病…?」
色々検査をされたり。血液検査だけじゃなくて骨髄も取られたりもしたからもしかしたらと思っていると先生から衝撃な事実を突きつけられた。
医師「はい。と言ってもも不治の病ではありませんのでご安心ください。まずは化学療法から始めていきましょう。今の時点では通院しながらでも大丈夫ですが、いずれは入院という形になると思います」
涼「…は?ちょっと待ってくれよ!じゃあ、ローラーは?ダンスは?今俺がいなくなったらあいつらどうなると思ってんだよ!」
俺は病気の説明をしてくれている医師の胸ぐらを掴んでいた。
医師「落ち着いてください。残念ながら。今の状態では諦めた方が宜しいかと思います」
涼「そんな…」
ずっと夢にまで見てた扉が開こうとしてる。そんな時にこんな仕打ち。あんまりだよ。
涼「瑞稀達に、なんて言えばいいんだよ…」
そんな事を思いながら1週間が経ち、俺はある決断をした。"ジャニーズを辞める"。これ以上皆に迷惑はかけられない。薬の影響ですぐに息切れがして上手くダンスができない。そんな事が多くなっていた。
涼「皆。聞いて欲しい事があるんだ」
瑞稀「ん?どしたの?」
蒼弥「なんか変更点でもあったの?」
皆が揃った所で俺は皆にジャニーズを辞める事を伝えた。
涼「俺、ジャニーズ辞めるから」
瑞稀「…は?涼、自分が何言ってるか分かってんの?」
『ジャニーズを辞める』はしもっちゃんの口から放たれた言葉に皆絶句してると瑞稀君が口を開いてくれた。
涼「何って。そう言う事だから」
瑞稀「冗談だよね?」
涼「冗談で俺がこんな事言うと思う?」
瑞稀「ふざけるな。ふざけんなよ!今どういう状況か分かってんのかよ!ラジオのアンバサダーになって。蒼弥と龍斗がラジオドラマ出演して。年末にも。カウントダウンTVの出演が決まったんだぞ?やっと。やっと俺たちに注目が集まってんだよ!今涼に抜けられたらどうなるか、お前ならよく分かってんだろ!?なぁ、なんか言えよ!」
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作者名:パセリまみれ | 作成日時:2020年12月25日 0時