やり直せるのなら。４【名探偵コナン】

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Aside






『嘘でしょ！今日出港予定なんて情報聞いてないわよ』


ス「きっと見張りが死んでるのに気づいたんだ。すぐに船を出せば潜り込んでる僕らに逃げ道はなくなる……。

頭がいい船長だな」


『敵を褒めてる場合？最悪よ』





海に飛び込むという手もあるが、火薬は全滅するだろう。


海水だし武器も錆びてしまう。


残された道は一つ、強行突破だ。


詰めれるだけ武器やら火薬を詰め込んだ鞄を担ぎ、部屋から脱出。


急いで甲板へと駆け上がった。


そこへ飛び交う怒号。






「いたぞー！鼠が慌てて顔出したぞ！」






刹那キンっと銃弾が階段の手すりに当たる。


闇雲に発砲しているらしい。


頭を下げながら船の後方へと走る。


だが地面が大きく揺れた。






『やばい動き出した』





エンジンが唸り陸が離れていく。


すぐに飛び降りなければ。


スコッチが大声をあげた。






ス「撃つな！こっちは火薬持ってんだ！弾が当たったらこの船ごとドカンだぞ！」





もちろん適当なことを言っている。


しかし牽制するには十分だったようで、銃弾の幕がなくなる。


私たちは陸に向かって鞄をぶん投げた。


そして海へと飛び込む。







さながら何かのアクション映画だ。

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