９６話 ページ6
ASide
『みーつけた』
私と同じくらいの身長、体型、そして女性。
私は彼女の服を脱がせ、病院の服を着させた。
『ねえ、ナイフ持ってない？』
快「一応護身用に持ってるけど…………」
『貸して』
そう言えば顔をしかめながら貸してくれる。
彼女の長い髪を私の髪の長さに切りそろえる。
んー、でもDNAとかどうしよう。
歯型は頑張れば偽造出来る。
けどDNAはなぁ……………。
そうだ。
快「っ！お前なにして！？」
慌てて彼が駆け寄ってくる。
それもそのはず、自分の髪を切ったからだ。
かなりバッサリと。
『私の髪をDNA鑑定に使う。そうすれば偽造しなくても済むでしょ？』
笑いながら彼に押し付ければ、引き攣った微笑みが返ってきた。
時計を見ればもうお昼の2時を過ぎている。
なるべく早いほうがいいだろう。
ただ死体を運ぶとなると、かなりの問題がある。
そこで私が目を留めたのが川だ。
『……………ねぇ、この近くを流れてる川って、どこを通るか知ってる？』
快「いや、知らないな」
『私が寝てた病院の近く』
そうウインクすれば、黒羽は目を丸くする。
何をしたいのかわかったのだろう。
呆れながらため息をついた彼は、こう言った。
快「一体どこからそんな恐ろしい考えが出てくるのやら…………」
その後、私達は死体を川に投げ捨てた。
死んでからかなり経っていたのか、死体は浮かんで流れていく。
私はそれを見ながら思った。
…………いつの間にこんな酷いことをできるようになったのだろう、と。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぃ - 続き読みたいです！！ 更新まってます！！ (2021年2月23日 16時) (
レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2020年5月16日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
莉ぃ兎 - 更新頑張ってください！ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 7f0f904c48 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 続きがものすっごく気になります！！がんばってください！！！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 8704b5e388 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になって仕方ありません!!更新お願いいたします (2019年8月7日 9時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白ウサギ | 作成日時：2018年11月21日 14時
