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ASide




仕事を終えた私はベルモットと落ち合う。





ベ「流石ね」


『まあね』





鍛えられましたから。


その言葉をぐっと飲み込む。





ベ「今日はこのままアジトに行くわよ」


『え?』


ベ「ちょっと人手が足らないの」






そう肩をすくめたベルモット。


何かワケがあるのだろうか。


不審に思いながらバイクにまたがる。


ああ、忘れてた。


彼女の運転は荒々しかったんだっけ。






『もうちょっとゆっくり走ってーーー!』


ベ「あら、愛しのダーリンにもそんな熱い言葉をかけるの?」


『冗談じゃないわ!前、前!!』






アジトにつく頃には喉はカラカラ。


ベルモットは面白そうに笑っている。


アジトは思っていたよりもが広かった。


それに綺麗だ。


一見は普通のアパートだが、地下は研究室。


しかも網目状に広がっている。






『へー、射撃場まであるの』


ベ「全部防音よ」






だから何をしても大丈夫。


そう美しく微笑む彼女は悪魔のようだった。


案内されたのはとある一室。






ベ「あなたの部屋よ。好きに使っていいわ」


『え、いいの?ありがとう』





シンプルな部屋だ。


決して広くはないが、寝泊まりするには十分である。


じっくりと部屋を見回していると。





ジ「おい」





いきなりジンの声がした。


驚いて振り向けば彼の長い銀髪が視界にはいる。


心臓に悪いな、もう。





『どうしたの?』


ジ「明日、仕事だ。俺とこい」


『………三日後には自由にしてね?用事があるから。それを叶えてくれるならどんな仕事でもするわ』





三日後は伊達と一緒に捜査一課に初めて行くのだ。


それまでにはなんとしても帰らなければ。





ジ「…………わかった」






こうして私の危うい生活が始まった。


公安(仮死状態)と組織、そして捜査一課の警官の、


トリプルフェイスの生活が。

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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 19ページ メイク道化かして? の 道化 は誤字ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年11月19日 0時

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