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ASide
私はいたって平然としているが、降谷と諸伏は明らかに動揺している。
それもそうだ、公安からの勧誘だもの。
警察官を目指しているのなら嬉しい知らせだろう。
教「どうする？」
降「行きます！公安になります！」
諸「公安に行かせてください！」
二人の元気のいい返事。
ああ、この後にこんなこと言うのは気が引ける。
『私はその勧誘は降ります』
降・諸「……………え？」
『公安は私が望むものではないので。伊達と同じく捜査一課を希望します』
これは私なりに考えた結論だ。
確かに公安のほうが地位は高いし、名誉である。
だが私が望んでいるのはそんなものではない。
プライドなんていらない。
みんなを助けられればそれでいい。
そう考えた場合、公安では自由に動くことが出来ないのだ。
それにもう組織に潜入できてるしね。
教「そうか……………残念だよ。Aには向いてると思ったんだがね」
『申し訳ありません』
教「謝ることじゃないさ。それなりの考えがあるなら、そちらを優先しよう」
『ありがとうございます』
教「もう下がってもいいぞ。Aは少しだけ残れ」
『え？』
降谷と諸伏じゃなくて、私が残るの？
何故。
二人は歓喜と困惑に満ちた表情をして部屋を出た。
それを確認した教官はしっかりと私の目を見据える。
それは私が嘘をついているかどうか、見分けているような目だった。
教「率直に聞こう。君は何者だ？この警察学校の教官をもう20年近くやっているが、君のような生徒は初めてだ。
何をやらせても上手にこなす。まるで今までやってきたかのように。一体どこで何をすればああなるんだ？」
仲間は騙せても教官は騙せない、か。
私は微笑んだ。
そして口を開く。
『A secret makes a woman woman.』
その言葉だけを残して、背を向けた。
教官は私を止めない。
意味を理解したのだろう。
少し罪悪感を感じながら私は部屋を後にした。
教「女は秘密を着飾って美しくなる…………か。
上手いことを言ったのものだ」
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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (
レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 19ページ メイク道化かして？ の 道化 は誤字ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白ウサギ x他1人 | 作成日時：2018年11月19日 0時
