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萩「左右確認、人影なし!」


諸「外にもなし!」





教官がいないか、通行人がいないか。


徹底的に確認する。


そして一人づつ三階の窓から木に移って、さらに塀を飛び越える。


まずは伊達。


その次に降谷。




『っ!やばいやばい、足音がする!』




近くの階段を登ってくる音がした。


これが教官だったら即アウトだ。




松「早く行け!」


諸「押すなよ、落ちる」




諸伏、萩原と続く。


最後に私と松田。


二人で同時に木に移る。


窓を閉めた瞬間、教官が姿を現した。


木の影に隠れて通り過ぎるのを待つ。






松「……………行ったか?」


『うん、行ったみたい』






教官は窓の外を見ることなく通り過ぎていった。


ホッと胸を撫で下ろす。


木を伝って塀を飛び越えると、先に渡っていたみんなが待っていてくれた。




萩「ギリギリだったねー」


『ほんと、危なかったよ』


降「じゃあ行くか」


伊「確かバス停近くだったよな」





バスに揺られること二十分。


ついたのはショッピングモール前。





諸「うわ、予想より大きいな」


『一日でまわりきれるかなー』





中は人でごった返している。




諸「すぐはぐれそうだな」


松「まずどこ行く?」


萩「あ、あそこは?」




萩原が目を輝かせて指を指したのは、ゲームセンターだった。


いい歳した大人が六人でゲーセンかよ。


そんな中、私の興味を引くものが。





『………………』


伊「ん?A、あれやりたいの?」


『うん』





それはレーザー銃の対戦ゲームだ。


出てくるゾンビをひたすら倒してくやつ。





松「よし、誰が一番強いか決めようぜ」


降「どべは全員分のジュース奢りな」







松田が袖を肘までまくりあげる。


これは本気のサインだ。


降谷も同じようにまくりあげる。


二人の間で熱い火花がぶつかっていた。

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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 19ページ メイク道化かして? の 道化 は誤字ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年11月19日 0時

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