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ASide
その日の夕食の時。
食堂で集まって夜のお泊りの作戦会議を開く。
『で、まずどうやって見張りの目を避けるの？』
諸「それは問題ないと思う。二時間に一回くらいしか覗きに来ないし、何より寝てる」
伊「見回りとしてどうかと思うがな」
降「布団に服とか突っ込んで、人が寝てるように見せたら？部屋の電気落とせばバレない」
松「問題はAの部屋を覗かれたときだよな」
そう、それが一番問題なのだ。
部屋の中に影がいくつもあっては流石にバレるだろう。
何より騒いでるし。
萩「見張りがくる時間帯にアラーム鳴らしたらどうだ？二時間おきに来るんだろ？」
伊「いいな、それ！」
諸「どうせオールするんだろ？お菓子でも持ってくか？」
『確か買い溜めしてあるお菓子あった気がする。それ開けようか』
松「よし、それじゃーAの部屋に９時集合」
こうして作戦会議は終了した。
さっさとお風呂に入り、とりあえず部屋を片付けますか。
いやー、脱ぎっぱなしの下着とか見たらさすがに引くでしょ。
ノートも引き出しの一番奥にしまう。
クローゼットの下のダンボール箱の中にはお菓子がたくさん。
消費期限は大丈夫だろうか。
ズルズルと箱を引っ張り出しているとき、扉がノックされた。
『はい』
松「俺だ。もう部屋入っても大丈夫か？」
『松田？大丈夫だけど…………』
予定よりも一時間ほど早く松田がやってくる。
パジャマ姿、なんだかギャップが………。
『どうしたの？』
松「やることなくて暇だった」
どかっとベットの上に座る。
私は床に誰かが来た用の布団を引き詰めていった。
隙間は座布団などで埋める。
どうせ雑魚寝になるのだから。
松「……………Aはさ、」
『うん？』
松「男とこうやって一緒に寝泊まりするの嫌じゃねーの？」
正直驚いた。
まさか松田がそんなことを言うとは思わなかった。
『………平気だよ。だってみんなだもん』
そう笑ってみせるが、上手く笑えたかどうかはわからない。
彼らの最期が頭を過ぎったのだ。
萩原が死んだときの松田の表情が、
諸伏を失ったときの降谷の表情が、
伊達の血に塗れた苦しそうな表情が、
頭にこびりついて離れない。
『みんなだから許せるの』
私が唯一心を許したみんなだから。
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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (
レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 19ページ メイク道化かして？ の 道化 は誤字ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか？ (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白ウサギ x他1人 | 作成日時：2018年11月19日 0時
