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松田Side





Aと連絡が取れなくなった。


無断欠勤、そんでもって電話も繋がらない。


あれほどいなくなるなと言ったのに。


それに加え、今日は嫌な胸騒ぎがする


2つ同時に仕掛けられた爆弾が見つかり、俺はその片方を解除した。


が、萩原の方は難航しており、犯人同時交渉してタイマーを止めてもらったとかなんとか。


今萩原の方の現場についたことろだ。


どうやらあいつは防護服を着てないらしい。


ので電話をかけてみる。


萩原がいるであろうマンションの上のほうを見上げながら。







萩「どーした、じんぺーさんよ」


松「爆弾はどうだ」


萩「爆弾は止まっているけど、トラップが多いな。まあ、こっちが本命だろうな」


松「それより防護服着ろよ」


萩「暑っ苦しいんだよ」


松「それでも着ろ。そんでさっさと終わらせて飲みに行こうぜ」


萩「Aのことが気になってしょうがないもんな。こんくらい三分もあれば余裕……………」






そこで萩原の声が途絶えた。


何かあったのだろうか。


雑音に混じってところどころ聞こえる声。





萩「…………A?」




その聞こえた名前。


俺は携帯に向って叫んだ。






松「そこにAがいるのか!?おい萩原!答えろ!」





答えはない。


だが何やら言い争っているようだ。


その斎、しっかりと声が聞こえる。






萩「逃げろ!逃げるんだ!爆弾が動き出した!」


松「なっ…………おい萩原!?はぎ……………」







萩原のいるマンションが、爆破した。


凄まじい音、揺れ。


全て時間が止まったかのように思えた。


サングラス越しに燃え広がる炎が見える。






松「萩原…………?A……………?」






あそこに二人がいたのであらば。


まず助かることはないだろう。


立ち尽くす。それしか出来なかった。


どれくらい時が経ったかわからない。


が、手に持っている携帯が振動した。


力なくその画面を見ると。







"AA"







その文字が目に入り、すぐに通話ボタンを押す。






松「A!?」


萩「………あー、ごめん、俺」


松「萩原っ、萩原なのか!?」







萩「うん。とりあえず落ち着いて。まず救急車読んでくれる?………俺よりもAのほうが大変かも」





松「……………え?」





一体、どうなったんだ……………?

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sou(プロフ) - 運命が決まるのって11月7日ではないのでしょうか? (2022年3月20日 13時) (レス) @page4 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 終わり...なんですか!?めっちゃ面白いです更新楽しみにして待ってます!頑張ってください! (2020年5月16日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
飾り物。(プロフ) - か、か、、完、、結、だと?! (2020年1月4日 0時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 続きみたいです( ; ; ) (2019年10月11日 20時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続きをください!お願いします。 (2019年6月18日 18時) (レス) id: 14e676a59f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年12月4日 1時

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