やり直せるのなら。２【名探偵コナン】

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ASide





『ふぁーぁ。おはようございまーす』




大きなあくびをしながら警視庁に出勤。


はい、今日もデスクワークです。





伊「寝不足か？」


『んー？そうなの。寝る暇なくてさー』









？「へー？夜遊びか？」








後ろから声が聞こえる。


ここしばらく聞いてなかった、懐かしい声だ。


振り向けばそこにあの二人組が。




『松田、萩原！』


萩「よっ！」


伊「どうしたんだ？」


松「ちょっと捜査一課に用があってな。それより何仕事中にほざいてやがる。寝言は寝て言え」


『眠たいもんは眠いんだ、この野郎！』


松「逆ギレすんなよ」





ケタケタ笑う松田の天パを引っ張る。


からかいに来たんならさっさと帰れ。






萩「それよりなんで伊達は爪楊枝噛んでるんの？」


『奥様のための禁煙』


伊「ばっ、違うぞ！？これ噛んでると煙草吸わなくていいんだ」


松「結局のところ禁煙じゃないか」






笑う三人を横目に、キーボードを叩く。


今日もあのバーへ行かなくては。


そのためにも仕事を早く終わらせる必要がある。





伊「そういえばA、最近仕事頑張ってるよな」


『残るわけにはいかないので』


萩「なんだ、彼氏か？」


『んーそうなのかなー』






ん？彼氏？


適当に返事しすぎた。


がたっと松田に腕を腕を掴まれれば、強制的に立たされる。





松「か、彼氏が出来たのか？」


『彼氏じゃないよ。でもその慌てようはなんだよ。私に彼氏できたらだめなの？』


松「駄目だ」


『ひどっ。いつか彼氏つくって自慢してやる』






でもまあ、仕事が彼氏ですかね。


組織も警察も大変だ。


"零"はトリプルフェイスだったもんなー。


よく倒れなかったな………。






萩「松田…………どんまい。俺はもう諦めた」


松「諦めたって、お前……………」


伊「ははは………………」






『ん？どうしたの？』





「「「なんでもないよ」」」

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