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ASide
『………ねぇ、これからここに寝泊まりしてもいいかな?』
新一君の言う図書室を見て、そうこぼす。
溢れかえる本、本、本。
一生ここに籠もって読書して暮らしたい。
『ああ!?これシリーズ最新作じゃん!』
新「それ、お姉さんも読んでるの!?」
『うん。これほどのミステリーを見逃すはずがない!この主人公の推理が一風変わってて、独特な捜査とか面白いんだよね!』
新「そうそう!事件もよく考えられていて、犯人が誰か考えるのも面白いぜ」
すっかり新一君と意気投合する。
しばらく小説について語り合い、連絡先を交換した。
もちろん優作さんと有希子さんとも。
そんな時、電話が掛かってくる。
『…………はい』
べ「puppy?仕事よ。アジトに来て頂戴」
『今じゃなきゃ駄目?楽しい休暇なの』
べ「ジンが怒るわよ」
『……………すぐ行きます』
べ「米花駅で待ってるわ」
ため息をついて電話を切る。
くそ、せっかくの工藤邸が…………。
有「お仕事かしら?」
『ええ。すみません…………』
優「そういえば抜け出してきたもんな。きっと君がいなくて困っているんだろう。早く行ってあげなさい」
警察のほうだと思ってるみたい。
なんだか騙してるみたいだな。
そう思いながらも頭を下げ、工藤邸を後にする。
米花駅には金髪のままのベルモットが。
うん、凄い視線集めてるよ。
『お待たせ。変装くらいしたら?』
ベ「何故?」
『貴女の隣を歩くと痛い視線が突き刺さるのよ』
ベ「あら、puppyも可愛いと思うけど」
『…………それ本気で言ってる?』
やれやれと首を横に振り、彼女のバイクにまたがる。
いつものように急発進仕出したが、いい加減もう慣れた。
慣れって恐ろしい。
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sou(プロフ) - 運命が決まるのって11月7日ではないのでしょうか? (2022年3月20日 13時) (レス) @page4 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 終わり...なんですか!?めっちゃ面白いです更新楽しみにして待ってます!頑張ってください! (2020年5月16日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
飾り物。(プロフ) - か、か、、完、、結、だと?! (2020年1月4日 0時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 続きみたいです( ; ; ) (2019年10月11日 20時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続きをください!お願いします。 (2019年6月18日 18時) (レス) id: 14e676a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年12月4日 1時