その師範、継子が大好き【冨岡義勇】part2

継子と師範の過去4 ページ29

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「……どこで呼吸を取得した」

「……呼吸？」









先ほど水のようなものを出しただろう。と言われあれのことか、と思い出す。









「あれは、義勇さんに助けていただいた時のことを思いだしたら自然と出てきて……」









私がそう言うと心底驚いたような表情になる。
私は何かまずいことでもしたのだろうか……？









「お前、名は何と言ったか」

「Aです」

「苗字は……」

「Aです」

「みょう……」

「Aです」









苗字を教えたらきっと苗字で呼ばれてしまうだろうと察した私は自身の名前を連呼し、


義勇さんを根負けさせた。









「A、お前の家族は兄だけだったのか」

「……父と母は“人”に殺されました」

「……そうか。」









なら、暫くここにいろ。
義勇さんはそう言った。



この人はどこまで優しいのだろうか。
見ず知らずの私を置いてくれるなんて。









「それから、継子の件だが……俺の与える試練を突破したら、してやる」

「ほ、本当ですか!?その試練って……」

「それは明日言う。今日はもう寝ろ」









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皆様コメントありがとうございます！
凄く励みになっております、
後程返信させていただきますね。

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