その師範、継子が大好き【冨岡義勇】part2

継子と師範の上書き ページ1

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否、殴り飛ばされたのだ。

師範の手によって









「今すぐ失せろ。もう二度と、Aの優しさにつけこもうとするな、殺されたくなければな」


「み、み、水柱様!!」









男は師範の顔を見るなり即刻逃げ出してしまった。


……やっぱり凄いや、師範は






顔を見ただけで逃げ出すってことはそれだけ皆に強さが知れ渡っている、認められているという証拠









「大事ないか、A」

「はい、特には」









そうか、と言ってスタスタと歩き出す師範。
慌ててその背中を追いかける。






私は道中、先ほどの男性のことを思い出していた。今までに向けられたことのない雄の目、


思わず私は師範の袖をそっと引いてしまった。
無論、それに気がつかない師範でもなく、


少し黙りコクった後、口を開いた









「A、さっきのやつとはどこに行った」


「へ？あ、浅草のお洒落な町をぐるぐるして洋服なんかを見ていました」


「…行くぞ」









突然私の手を引いて歩き出す師範。
どこに行くのかを尋ねた









「………上書きだ」









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継子と師範と浅草→

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