8対2の恋

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「廉？」





手をぎっつく握って。

(いつもは握ったりしないのに)






家までの道を歩く。








廉「ほんまやで」





「え？」









廉「ほんまに、金内先輩


　 Aのこと好きやったんと思う。」





「何言ってんの」









廉「でも。

　 Aはもうおれのもんやから渡さんで。誰にも」







やっぱり廉は


最近おかしいと思う。




なんか、ドキドキすることばっか言う。









廉「ほな、明日な」


「うん」





廉「ちょ、目ぇ瞑って」

「え」





廉「ええから！」







静かにいう事を聞くと


そっと重なった唇。









・









・









廉「好きや、ばか」


「ばかって」





普通に

ノーマルに好きって言えんのかこいつは。



だから、嫌われんだ。私に。









・









嫌いだけど、好きじゃないわけじゃない。


むしろ、好き。



結構好きで、






かなり好きだったりする。








「私、以外に好きだよ、廉のこと」







廉「以外にってなんやねん」


「じゃぁ、好き」









廉「あぁ〜！！


　 もう！！！！」








・









・









廉「おれは大好きやっ」



おしまい。。。

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